第36話:パンドラbyみんしぃ ページ39
ロイはこの館の主に挨拶をしたい、そう言うと客間に案内された。
執事はロイの前に淹れたての紅茶を置くと、しばらくお待ちください、と言って客間を出て行った。
ロイは客間の中を見渡した。
客間には食器棚、絵画や彫刻品が置いてあった。
食器棚には銀製の食器が入っている。しかし、どれも年季が入っているように見える。
とても歴史の長い一族の館なのかもしれない、そんなことを考えているうちに先ほどこの部屋に案内した執事と、ここの主であろう、一人の女性が入ってきた。
女性は自らをメアリーと名乗った。この執事はダレンと紹介すると、メアリーは手を前に出した。
握手を求めてると思ったロイは手を握ると、メアリーは微笑んだ。
「どうぞごゆっくり休んでいってください、今夜はぐっすりと眠れることでしょう。
――――アイシーボルン」
メアリーが何か呟いた。
すると、
握った手の指先から霜が出てきたではないか。
「な、なんだこれ!?身体が凍って…!?」
霜はみるみるロイの身体に広がっていき、
「おやすみなさい、ロイさんの身体。永遠に…」
ついにロイは霜に覆われ、倒れて動かなくなった。
メアリーはダレンにロイを運ばせた。
ロイをある部屋に置くとメアリーが呪文をかけた。
ロイの身体が紫の淡い光に包まれると、ロイの身体の上にロイと姿形が全く変わらない人形か現れた。
「今回はパンドラのようですね」
「ええ。隣国の貴族の息子が消えたとなると、国は大混乱ね」
第37話:喋るテディベアbyみんしぃ→←第35話:人探しbyみんしぃ
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傭兵・ロロ(プロフ) - みぃちゃん更新サンキュー!! (2017年5月6日 0時) (レス) id: c18c9e7ec5 (このIDを非表示/違反報告)
嶺穏おとね レオン(プロフ) - みんしぃ@英実、パンダさん» よろしくお願いしますw(・^・)ゝ (2015年7月21日 10時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
みんしぃ@英実、パンダ(プロフ) - 嶺穏おとね レオンさん» ありがとうございます!更新はできる時にどばっとやりますw (2015年7月21日 8時) (レス) id: ca32ae5e75 (このIDを非表示/違反報告)
嶺穏おとね レオン(プロフ) - 面白いし、ホラー(&ギャグ?)が好きなので、一話一話が楽しいです。更新頑張ってください! (2015年7月20日 9時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
傭兵・ロロ(旧:でっと)(プロフ) - お夕さん» ありがとうございます!小説かくのはにがてだけど、イラストは・・・! (2014年8月16日 21時) (レス) id: 1f7eb9ed1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんしぃ&傭兵・ロロ | 作者ホームページ:http.//
作成日時:2013年9月13日 22時