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貯金はある方なのだと思う。
なにせ使うための時間がない。働き方改革に乗り遅れてしまったなんとも前時代的な会社に勤めているものでね。
しかし、貯金があるにしても治療費に費やしてしまうと、完治した後の生活が厳しい。
それも保険に入っていなかったせいでもあるが。中学時代の同級生の営業にもっと関心を持てば良かったとこれほどまでに思ったことはない。
うるさい・めんどくさい・胡散臭いと邪険に扱ってすまなかった名も忘れた同級生。
閑話休題、これからの治療方針について話を聞き終わり、余生を考えながら帰っていて不意に思いついた。
仕事、やめよう。
もうすぐ死ぬのだし、半年は優に生きられる分の貯金もある。というか贅沢な生活できる。あんな劣悪な環境の職場なんかにいたら半年も生きれる自信がない。寿命縮まるわ。
あ、これブラックジョーク。
先生もQOLの高い生活をって言ってたし、そうしよう。
病気とは人をこんなにも大胆に変えてしまうものなのかと頭のどこかで考えながら、気分は良かった。
帰り道、鼻歌歌っちゃう程度には。
半年後、死ぬのにね。
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でででちゃん(プロフ) - KiiiiLAさん» ありがとうございます！完成までお楽しみください。 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 66ca21e792 (このIDを非表示/違反報告)
KiiiiLA(プロフ) - ひかるくんが犬！ 想像しただけで可愛いです！ 物語楽しみにしています^_^ (2022年3月30日 22時) (レス) @page30 id: f5fdf1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でででちゃん | 作成日時：2022年3月19日 23時
