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そう考え事をしながら歩いていたら、待ち合わせ場所に３０分も前に着いてしまった。流石に早すぎたか。時間を確認し、どこかで時間を潰そうと考えていると急に咳が止まらなくなった。
あぁ、急に来てしまった。
やはり、病状が進行しているのか。最近は咳や肩の痛みの頻度が高くなっており、薬の服用が増えた。
そうして物思いに耽りながらも止まらない咳に困っていると血痰が出た。
初めてのことに驚き、そして眩暈がした。
そういえば先生もそんなようなことが起こるって言ってたな。
そして眩暈がより一層強くなりしゃがみ込んでしまった。まだ、咳は止まらない。
どうしよう。ぐるぐるしてて薬が取れない。
平日昼間の赤坂には人がいると思っていたが、ここは脇道。なかなか人通りが少ない。
本当に困った状況になって、なんとかスマホのスピードダイヤルに登録していた妹に電話をかけようとしたその時
「大丈夫ですか。どうしました。」
男性の声が聞こえてきた。
男性は咳が止まらない私の背中をさすりながら声を発するのも億劫な私の口元に耳を寄せ言葉を聞き取ってくれた。
カバンから薬と水を取り出し、妹に連絡を入れてくれて「今、こちらに向かってるそうです。２０分ほどかかってしまうようなのでそれまで一緒にいますから安心してください。」
そう言いながら私の咳が治まるまでゆっくり背中を撫で続けてくれた。
その間どこかに遅れると電話している声がはっきり聞こえた。
迷惑かけちゃったな。
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でででちゃん(プロフ) - KiiiiLAさん» ありがとうございます！完成までお楽しみください。 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 66ca21e792 (このIDを非表示/違反報告)
KiiiiLA(プロフ) - ひかるくんが犬！ 想像しただけで可愛いです！ 物語楽しみにしています^_^ (2022年3月30日 22時) (レス) @page30 id: f5fdf1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でででちゃん | 作成日時：2022年3月19日 23時
