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いくら一緒に過ごしていてもやっぱり彼女の考えは変わっていなかった。
すこしはアニマルセラピーになっていたと思ったのに。
帰り道、悲しくなって思わず友人の家に寄った。
「え、照じゃん。どした〜？なんかあった？」
「いろいろあったけど、何もなかった。」
「あっは！おかしくなってんじゃん。まぁ、上がって。話聞くよ。」
普段頼りない感じなのに、こう言う時ばっかりは頼ってしまう。やっぱり最年長なんだよな。
「んで、何があったのよ。例の”あの子”と進展あったりしちゃった？」
「ニヤニヤすんな。そういうんじゃねーから。」
俺が彼女に会った日から心の変化があったことをふっかは見抜いていた。隠すことも出来ず、つい話してしまってから良く気にかけてくれている。
「あの子がさ、野良猫になりたいんだって。」
「ちょっと待って。話飛びすぎてなんもわかんないんだけど。」
ぽつぽつと今日あったことを話し始めると、ふっかも顔を顰めた。
「なあんか、暗いのか明るいのかわかんない子だね。」
「照はさ、」
「その子にどうなって欲しいわけ？」
どうなって欲しい…。そんなの…
「もっと今生きてることを諦めないで欲しい。」
「じゃあ、生きるのが楽しいって思わせなきゃじゃん？」
“趣味とかさ〜”と言っているふっかの声が遠くで聞こえる。楽しいってどうしたら思ってくれるんだろう。
俺はトレーニングとか、その後にくる筋肉痛が楽しみだけどそれが彼女に当てはまるかはわからない。佐久間はアニメが好きだし、阿部はクイズだし…
「あれ、照が自分の世界入っちゃった。」
普通の女の子って何が楽しみなんだろう。若い女性が好きな事…。
「あ、」
「お、帰ってきた。なんか思いついた感じ？」
最善かはわからない。でも、やってみる価値はある。
「俺のことを好きになってもらおう。」
「え、そういうんじゃねーってさっき言ってたじゃん。」
「正確には俺らSnowManのファンになってくれたらってこと。」
「あね。」
この日から俺の「スノマニ」計画が始まったのだ。
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でででちゃん(プロフ) - KiiiiLAさん» ありがとうございます！完成までお楽しみください。 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 66ca21e792 (このIDを非表示/違反報告)
KiiiiLA(プロフ) - ひかるくんが犬！ 想像しただけで可愛いです！ 物語楽しみにしています^_^ (2022年3月30日 22時) (レス) @page30 id: f5fdf1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でででちゃん | 作成日時：2022年3月19日 23時
