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…夢、だったのだろうか。
いやでも、被せてあげた毛布はテルがいたことを証明するようにぽっかり空洞が出来ているし、お米とお肉を乗せた紙皿はゴミ箱に入っている。
タオルに包んだ氷嚢だって中身は水だけになって置いてある。
巻いてあげたマフラーは無くなっていたが。
確実にいたのだ。あのやけに人間味を帯びた賢くて可愛い犬は。どこに行ってしまったのだろう。
「あ…。」
ベランダの鍵が開けられている。
ここから出ていったのだろうか。
あの賢い犬ならやりかねない。
そんなに早く飼い主の元へ帰りたかったのか。
もっと早く起きてあげればよかったな。
「無事に帰られたのかな。」
親近感が湧いていたからやけに心配になってしまう。
飼い主に怒られていませんように。
もう会うことはないだろうテルを思うと少し寂しくなってしまって布団に包まった。
さて、もう一眠りするのも何もない日の醍醐味。
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でででちゃん(プロフ) - KiiiiLAさん» ありがとうございます！完成までお楽しみください。 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 66ca21e792 (このIDを非表示/違反報告)
KiiiiLA(プロフ) - ひかるくんが犬！ 想像しただけで可愛いです！ 物語楽しみにしています^_^ (2022年3月30日 22時) (レス) @page30 id: f5fdf1c4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でででちゃん | 作成日時：2022年3月19日 23時
