好きになっちゃダメですか (ページ7)

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「え？」

TH 「いや、かわいーなって思ってたよ、初めて会った時から」

今、テヒョンくんは私のことを落としにかかろうとしている。

「……っ」

何も答えられずにいると、私の髪にスッと指を通しながら

TH 「Aちゃん、ほんとにかわいーよ」

次は声色を変えて、また追い討ちをかけてくる。

さっきまで和やかだった私達の雰囲気は一転し、今完全に空気が違う。

「テヒョンくん、私そういうの慣れてないからやめてよ」

この空気を変えようと無理やり笑いながらふざけるように言ってもテヒョンくんには敵わない。

TH 「Aちゃん、今日俺としたくない？」

「は？」

TH 「したいでしょ？じゃあ行こ」

無理やり私の手を引っ張り店を出ようとするテヒョンくん。

でも、私が抵抗して振り切ればその手は離れて逃げれる力加減。

試されてるみたいだけど、私は何故か抵抗できない、したくないようだった。

急な展開に頭が追いついていないだけなのか、それとも私も密かに望んでいたのか。