好きになっちゃダメですか (ページ2)

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それから1週間ぐらいたって新しい会社の就職が決まった。

ドキドキしながら満員電車に乗りこむと、隣から「あれ？」と声がして振り向くとテヒョンさんがいた。

TH「Aさんだよね？テヒョンです。覚えてますか？」

「あ、テヒョンさん！久しぶりです。これから仕事ですか？」

テヒョンさんに会えたことが妙に嬉しかった。

TH 「そう、ほんと嫌になっちゃいますね、月曜日って」

「実は今日新しい会社で初仕事なんですよ、だから緊張してて」

TH 「え！？ほんとですか！？そりゃドキドキだね」

それから15分ぐらい電車に揺られながら、テヒョンさんと雑談をした。

同い年だってこと、テヒョンさんは香水屋さんで働いていること、ジミンとは高校時代のバイト先で知り合ったこと。

15分は一瞬で、テヒョンさんより早く降りる私を「がんばってね、応援してるよ」とグッドポーズをして言ってくれた。

それがテヒョンとの出会い。