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まだ学校では望くんと一緒に住んでいることは知られてなかった
良かったと思うと同時に、
バレてしまった時のことを考えると怖かった
悪いことはしていないけど、
付き合ってもいなければ、
綺麗でもない私が望くんの隣を歩くこと自体がいけないことのように感じる
「で、どうなん？小瀧望とは」
「どうって...大丈夫だよ？
普通にいい人だったし...
昨日は望くんのお父さんも帰ってきたし...」
「いい人？あいつが？」
放課後、神ちゃんと教室で喋っていると、
絶対望くんの話題になる
「うん、思ったよりいい人」
「ほんまにー？」
「ほんとだよ？」
「えー...
学校まではどうやって来てるん？
時間ずらしてとか？」
「ううん、
それがなんか一緒に来るようになっちゃってて...」
「え、それ誰かに見られてへんの？」
私は首を横に振った
「さすがに一緒に靴箱とかにいたら一緒に登校してきたと思われちゃうから、
今日は校門近くになったら急いでるって言って先に行った」
「なるほどなー、
もし一緒に来てたら大ニュースやもんな」
「...うん」
神ちゃんの言うことは間違っていない
バレたら前みたいにすごい大騒ぎになると思う
「ても当の望くんは何も考えてない感じで...」
「なんもって？」
「私が先に行かないとそのまま一緒に学校まで行くつもりみたいだし...
バレたらとか、あんまり考えてないみたい...」
「そっか...なんかよう分からんやつやな」
「そうなんだよね」
望くんのことばかり考えてる自分に気づく
望くん、望くんって
そんなの恋してるみたいじゃないか
私は一瞬恋という言葉が頭の中に浮かび、
思わず首を横に振った
「どしたん？」
「あ、ううん、なんでもない...」
私は今想像していたことを必死に頭の中からかき消した
「............」
望くんのことを好きだなんて、
そんなことはまず絶対にないはず
私は自分にそう言い聞かせた
そうでもしなければ...
また以前のようになってしまう
.
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なのは(プロフ) - NANAMIさん» ありがたいお言葉ありがとうございます〜！頑張ります(^^)/ (2018年12月22日 18時) (
レス) id: c46f4189c6 (このIDを非表示/違反報告)
NANAMI(プロフ) - 更新、大変だと思いますけど頑張ってください！ (2018年12月18日 16時) (レス) id: da61253991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのは | 作成日時：2018年11月11日 17時
