【鬼滅の刃】転生したらめちゃくちゃ愛される件について

思い立ったなら ページ47

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「本当にお前は何でもこなせるなぁ。兄ちゃん嬉しいわ」


『へへ、……お兄ちゃんは、死なないでね…？来世でも、これからも…』



「……うん、ずっとAのそばにいるよ。」





『約束ね！』


「あぁ、約束」



『もし、守れなかったらどうする？』






「…そうだなぁ……。あ、Aが思う通りに動いてよ。」



『思う通りに？』



「Aがこうしようと思ったなら、すぐに実行すること！それは、絶対にあってるから。」




−−−−−−−−−−−






『…涙』



そう、“血”じゃない。



涙だ。





悔しさ、悲しさは人を強くする。



『…』




お兄ちゃんの口を軽くあけ、溢れる涙を口に注ぐ。



『………起きてね、絶対、』




「Aッ！！！」


『ん？……ぐっ、がぁ、あ゛ッ！！…なん、だ』






「浅葱様を、よくも……！！」


鬼の残り…！？消えたはずじゃあ……！




「やめろ、もう、やめてくれ！！！あぁ！！」



なに、どうなってるの？




「Aッ！！ああ、嫌だ…！！」



二人は私から鬼を剥がそうとする。




でも弾き飛ばされた。




すぐ側で横たわる兄がいる。




ダメよ、A。ここで諦めたら…！



家族だけは、守れ！！



鬼に攻撃された所々が痛い。とても痛い。





『…悪鬼滅殺…………！！！！』






天の呼吸 壱ノ型……霜枯れ




「ッ！！！？？」




『ごはっ……！がは、』




やっと、全部居なくなった。



従兄妹達は無事だろうか。祖父は。




節々が痛くてたまらない。



意識が遠のく。


お父さんとお母さんの声が聞こえる。





あーあ、意外とタフだと思ったんだけどな。



全部、神様たちのお陰だったのかな。



最終戦別で生き残れたのも。


カナエさんを救えたのも。


杏寿郎さんを救えたのも。


沢山の人を救えたのも。





強くなれたのも。







『ぜん、ぶ』







そう、だったのかもね。




知らぬ間に、頼りすぎてたんじゃないかな。








『……にゃは、』





意識を手放した。

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