急に真面目 ページ12
庵に案内されてきたのは、とある町。
庵によると、この町で鬼の目撃情報があって、その鬼によって幼子が攫われているんだとか。
てかちょっとというかかなり遠く、もう日が沈んでしまった。
『とりあえず情報収集……』
その辺のおば様に聞いてみる。
『あのう…お話中すみません、今お時間よろしいでしょうか？気になることがありまして』
てか錆兎と義勇どこにいんの？合流したいんだけど！！！
「あら、別嬪さんねぇ！大丈夫よ！どうしたの？」
『最近、この町で幼子がいなくなるという噂を聞きました。それについて聞きたいんですが…』
「あぁ……、それね…。町の人間もあまり情報を持っていないのだけど、二つくらいなら。
まず、毎度居なくなるのは女の子。男の子は攫われない。女の子達はいくつくらいだったかしら…確か十くらいだったかも。
そして、攫っているのは得体の知れない生き物だということ。その生き物は、女の子達を決まった場所に呼び出して攫うんだって。ごめんなさいね、これくらいしか…」
『なるほど…。いえ、十分です！ご協力ありがとうございます！ちなみに、その場所がわかる方はおられますか？』
「あ、それなら…あそこの甘味処の店主さんに聞くといいわ。見たと言っていたから」
おば様が指さした方向には、《甘味処 紫竹》と書かれた甘味処が。
『ありがとうございます！では！』
「……！！ま、待って！！」
甘味処の方へ行こうとした時、おば様に腕を掴まれた。
『…何か……？』
「貴女…そ、その格好、もしかして…鬼狩り様…？」
鬼殺隊のことを知っている！？
『は、はい。ご存知なのですか？』
「いや、噂に聞いただけなの…。でも、まさかほんとにいるなんて…！あ、あのね、その得体の知れない生き物、もしかしたら鬼かもしれないって…そこの甘味処の店主さんが言ってたの…！」
『！！なんとまあ有力な情報を！ありがとうございます！！！感謝します！！』
「ええ！頑張って……！！」
『必ず！』
そう言って、私は甘味処まで駆け足で行った。
『こんばんは。お時間よろしいでしょう……か…って、錆兎と義勇……！』
錆兎「！！A！」
義勇「A！！」
店主「おや、知り合いか？」
『はい、えっと…二人はどこまで聞いた？』
錆兎「鬼のこと、それから女児が攫われる場所まで…」
『！』
店主「君も鬼狩り様かい？こちらにおいで、話そう」
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うさぎもち - 夢主さんが面白い！！！好きっっ！！！！ (8月5日 22時) (
レス) @page8 id: 6ed501a3ba (このIDを非表示/違反報告)
くみ - 毒親ですか? 頑張って下さい (2021年8月7日 21時) (レス) id: 36c134799c (このIDを非表示/違反報告)
ぽむこ - 主さんの親毒親？かも。はやく社会人になって一人暮らしできたらいいね。 (2020年4月10日 1時) (レス) id: c01db3504e (このIDを非表示/違反報告)
ちーずけーき(プロフ) - な、な、な、なんですかこの作品は...!!!!!!なんて面白い!!!!!!好きです!!!!!!(( (2020年4月8日 3時) (レス) id: 6e004ed442 (このIDを非表示/違反報告)
猫田尋 - 澱粉さん» 俺も水瓶座です…でも作者さんは絶対変人じゃない！断言します！ (2020年2月11日 14時) (レス) id: 0dcbb5e6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澱粉 | 作成日時：2019年8月22日 1時
