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まさか ページ5

その後、煉獄さんも伊之助も善逸も起きて、他の人には危害を加えないよう、煉獄さんの指示でそれぞれ別れて戦った。




なんとか下弦には勝てたが、上弦が出てきてしまった。






俺達は何も出来なかった。



ただ、煉獄さんと上弦が戦うのを見ているだけだったんだ。





煉獄さんがかなり押されている。



このままじゃ、煉獄さんが死んでしまうんじゃないか、




炭治郎「ダメだ…、!そんなの、」





でも、本当に何も出来なかった。


身も心もボロボロだった。








炭治郎「ッ!!!煉獄さん!!!!」


善逸「!!!」


伊之助「親分っ!!!!!!!!」








キィンッ




炭治郎「ぐっ、なんだ、眩し……!!」




善逸「なんだこれ、、、!」



伊之助「目、痛てぇ!!」







異常な程の明るさから解放されたと思ったら、鬼はいなかった。




その代わり、鬼殺隊の隊服を着て、桜柄の羽織を着た人がいた。

その人は、蝶のように…、


ん?





待てよ、桜って…!





煉獄「伊吹、様……!?」



やっぱり……!?









伊吹「…ふふ、よく分かったね。皆こちらへおいで、手当をしてあげる。」





手当って言っても応急処置くらいだけど、と微笑んで後付けした桜坂さん。




伊吹「桜の呼吸、弐の型…桜梅桃李。」




桜坂さんがそう言うと、辺りに暖かい、心地いい空気が広がった。


忽ち俺達の怪我はみるみる完治して行った。




伊吹「骨がぐしゃぐしゃだとか、杏寿郎みたいに体に穴が空いてるとかなら痛いのを耐えられるなら治せるよ。」






煉獄「久しぶりだ……お願いします、」



伊吹「んふふ、そうだね。また後で詳しく話すから今は楽にして。…もう皆治療しちゃおうか。寝転がってくれる?」



桜坂さんは俺達にそう促した。


従って寝転がった。


伊吹「まずは一番危ない杏寿郎から。痛かったら手噛んでいいからね」




煉獄「……はい、」



桜坂さんは先程とおなじ型を出した。


今度は小さな刀を煉獄さんの大きな傷跡の近くに刺し、治癒した………………って、え!!!!!!!!!!!!!!!???????????()


刺し、え!?!?!?!?!?!?


煉獄さんは痛みに耐えられず、桜坂さんの手を唸りながら思い切り噛んでいた……!!


ちょっと追いつけないな…!?!?あれがまさか俺達にも…………!?ヒィッ!!!!!!!




善逸「……俺死ぬ気がしてきたわ」



炭治郎「俺もだ…」


伊之助「???」

話して→←ダメよ



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作者名:こばやし | 作成日時:2019年7月24日 15時

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