ダメよ ページ4
任務の日になった。
列車に乗るまでにも色んな人に聞きこみをした。
でも驚いた…。何故なら皆桜坂さんを知っていたから。
そんなに凄い人だなんて……!
この辺では桜坂さんは 鬼狩りの剣士 ではなく、 とっても優しくて強い美人な人 という印象が定着してるっぽいな。
俺達は剣を羽織の下に隠した。(伊之助の剣は俺の羽織の下)
列車に乗り込み、また聞きこみ。
でも、皆 今の情報はない とか、 今の伊吹様の居場所は知らない ばかりだった。
それから煉獄さんと会って、世間話をして、桜坂さんのことも話してから眠った。
・
夢を見た。
家族がいて。
いつも通り炭を売って。
禰豆子が人間のままで。
喋っていた。
このままずっと、ここにいたい。
夢から覚めたくない。
ダメよ、起きて…
炭治郎くん、起きて……!!
現実から目を背けちゃダメ…!!!!
起きないと、みんな死んじゃうわよ…!
・
炭治郎「ッ!?!?!そ、うだ…!!!」
誰かの声で、そして禰豆子のおかげで目が覚めた。
腕には縄が括りつけられていた。
禰豆子に燃やしてもらった。
そこで気づいたんだ。
この列車には、鬼がいたって。
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作者名:こばやし | 作成日時:2019年7月24日 15時