鈴の音 ページ3
胡蝶「大好きな鈴の音が聞こえたんです。ああ、やっと帰ってきたと思ったら、伊吹様の鎹鴉でした。
そう言えば先刻どこかへ飛んでいってしまったと思ったら、と思い、鎹鴉に近付きました。
鎹鴉は伊吹様がいつも送って下さった手紙と、
伊吹様が付けていた髪飾りの一部である一つの鈴が一纏めになったものを持ってきました。」
炭治郎「手紙にはなんて書いてあったんですか……?」
胡蝶「……………、“案ずるな”。それだけです。」
案ずるな……心配はいらないということか?
伊之助「…」
胡蝶「手紙には、…ッ、少し血がついていました。それに、文字も少し歪で…。きっと、戦闘中の合間に書いてくださったのだと思います。
そう考えたら、涙が止まらなかった……!」
しのぶさんは涙をボロボロと零した。
炭治郎「…よし、決めた。しのぶさん、」
胡蝶「っ、は、い?」
炭治郎「俺達でその人…桜坂さんを見つけ出します。また近々任務があるので、運が良ければそこで出会える…もしくは、情報が手に入るかもしれません。」
胡蝶「次……って、煉獄さんとの…」
炭治郎「はい、そうです。待っててください、必ず……!!」
胡蝶「…!……ふふ、ありがとうございます。期待していますよ」
伊之助「任せろーーーーー!!!!!
柱の奴が尊敬してるっつぅんだ……どういう手を使ってでも見つけ出して、戦いを申し込んでやる!!」
善逸「綺麗な人を見つけ出すのはお得意だからな、俺!!!((」
胡蝶「みなさん…本当にありがとう……!」
待っててください、必ず見つけ出します!!
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作者名:こばやし | 作成日時:2019年7月24日 15時