46話 ページ2
日向said
「ひーなーた!!」
「うわっ、ちょ、何!?」
春休みも明けて、今日は始業式。
学校に向かっていると、突然何かが背中に飛びついてきた。
「おはよ!」
「・・・・・・おはよう菜々花。いきなり飛びつくのは危険だから止めようか。」
「ふふ、はーい。」
私の親友は、今日も元気らしい。
「今日から2年生だね〜。」
「そうね。」
「新しいクラスにイケメンいるかな。」
「いるといいわね。」
「部活にイケメンな後輩入ってくるかな。」
「入ってくるといいわね。」
うちの学校には、1年ごとにクラス替えがある。
今日は、学校に着いたら一旦1年生のクラスに行き、
そこで新しいクラスの表と担任が印刷された紙が配られ、新しいクラスへ移動して、
そこから体育館へ行って、始業式を行うという流れらしい。
「じゃ、またね。」
学校に着いて、昇降口で靴を履き替え、菜々花のクラスである1年1組の前まで来た。
私の目的地である4組は、もう1階上だ。
「うん、ばいばい!」
菜々花は、教室の中へと消えて行った。
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作者名:鈴蘭姫 x他1人 | 作成日時:2017年3月19日 10時