This is 逆行story！ ２

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山口「...日向後衛下がっちゃった｣


月島「ここにいるのは日向だけじゃない。ここでデュースの末白鳥沢にセット取られました〜とかシャレにならない｣


山口「...うん...みんな強いから大丈夫だよね｣





日向のサーブの行く末を追う。

この場面でも手を抜かない強気のサーブ。

普段サーブレシーブに参加しない牛島さんもこの試合じゃサーブレシーブで大活躍ですね。




瀬見「若利！！｣




牛島さんの渾身のスパイクが山口と及川さんに当たる。




山・及「ワンタッチ！！！｣


日向「及川さんお願いします！｣


及川「岩ちゃん！｣




不味い！読まれてる！！

岩泉さんの前に揃うブロック。

ドシャットされたボールが落ちていく。




岩泉「負けてたまるかぁぁ！！｣




自分でボールを蹴りあげる。

そこに居たのは及川さん。あ、なんか感動。




岩・及「岩ちゃん！／及川！」「もう1回！」




すごい感動。日向、なんでもう既に涙目なのさ。

岩泉さんのスパイクは超ストレートでコートに突き刺さった。




ピピーッ！




試合終了の笛がなる。




月島「勝った...」


山口「岩泉さん、最後見えてたんだろうね。打つ瞬間笑ってた｣


月島「日向がうつったんでしょ...ごめん、歩けないから連れてって｣


日向「影山、俺も無理...」


影山「は？俺も力入んねーよ」


日向「わりぃ、俺も、思ったよりやばかったらしい」




コートの真ん中では岩泉さんと及川さんが抱き合ってただ静かに泣いていた。




「及川！！岩泉！！優勝だ！！よくやった！！｣




ベンチの先輩も飛び出してくる。




及川「岩ぢゃん"ん"ん"ん"ん"！！うれじいよぉぉ！！｣


岩泉「ははっ！ひでぇ顔！｣


及川「岩ぢゃんもぉぉ！！｣




全く動けない僕らをベンチの先輩が引っ張って並んでくれた。




「「ありがとうございました！！！」」




挨拶をしてコートから出てしまえば敵味方関係なくて...




瀬見「及川！最後のトス、感動した！！！」


及川「そっちも無慈悲にもウシワカちゃん使いすぎだっての！その神経尊敬するよ！｣


牛島「最後、いいスパイクだった。だが、次は勝つ｣


岩泉「そっちこそ...次も勝つ｣


川西「リバウンドとブロックアウト？腹立つ｣


月島「分かります」




僕らの仲良しムードに周りはポカーン。

どんな高度なバレーの会話だと聞いてみても結構普通の会話ばかりだったりする。

とにかく、優勝だ。初公式戦、優勝おめでとう。

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