This is 逆行story！ ３

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日向「明日からとうとう東北大会！楽しみだなぁ｣


月島「楽しみ...まぁそうかもね｣





公園で軽くパス練をしてから帰ろうってなった。日向が絶対ボール持ってるしね。




日向「作戦、上手くいくといいな｣


影山「月島と及川さんが合格くれたんだぞ？上手くいくに決まってる｣


日向「それもそうだなぁあ！ごめんミスった！｣




今わざとミスしたよね。何考えてんだろう。




山口「...日向が誰かに話しかけてんだけど...｣


月島「知り合いじゃない？｣


山口「あ、連れてきた｣


日向「谷地さん！こいつら俺の幼馴染！｣


谷地「ここここここんにちは！！｣




開いた口が塞がらないとはこの事だ。は？日向...は？




日向「1人だったから一緒にバレーしよって！俺が教えてあげるんだぁ｣


谷地「すすすすみません！せっかくの時間を私なんかが無駄にするなんておこがましい！！｣


日向「いいのいいの。こいつらもいいって言ったし。なっ！｣


山口「...うん。ルール確認からしてちょっとやろっか｣


影山「いい感じの棒ないか？｣


月島「あるけど？｣




谷地さんをバレーの世界に引っ張りこんじゃおう作戦だネ。日向ナイス。




影山「ここがネット、ここがサーブライン、で、サーブはここから打つ」


日向「そのサーブを手で持たずにオーバーしたりアンダーする」


月島「その時連続で同じ人が触ったらだめ」


山口「レシーブ上がったらトス。アタックするためにあげるパスみたいなものだよ」




ルールを教え終わったら一緒にバレーやる。あっちこっち飛んでいくのを僕らでカバーしながらラリーを続ける。




谷地「あわわわわわ！！す、すみません！！」


日向「いーのいーの！」


影山「俺らも練習になるから構わない」


谷地「うぅ...」




谷地さんがまだ切腹って言わない...まだ穏やかだ。




日向「谷地さん！バレー楽しいでしょ！」


谷地「た、楽しい！です！」


山口「でしょ〜。2人いればどこでだってできるんだよ！」


谷地「ふ、2人...」


月島「だからさ、また、ここでやろうよ」


日向「それいいな！明日から大会で秋田行くからダメだけど...大会終わったら！」


影山「...谷地さん、決勝見に来てほしい」


月島「ばーか。秋田だよ？簡単には来れないって」


影山「うぬん...」




高校入ったら、幾らでも一緒に色んなところ行けるからいいでしょ？

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