This is 逆行story！ ３

127 ページ37

日向「山口？｣


山口「日向、俺らがフォロー出来ないと思ってる？｣


日向「思ってない！｣


山口「なら、信じて？｣




最善の言葉だと思う。僕も山口も影山も丸く収まると思ったし。

目の前の日向は目に涙をいっぱい溜めて悲しそうに顔を歪めてクルッと及川さんを見た。




日向「ごめんなさい！頭冷やしてきます！！｣




ダッと体育館から飛び出してしまった...相当溜まってたんだね。




月島「あー...すみません。明日必ず連れてきます｣


及川「え、いいの？｣


山口「うーん...あれが最適解なのでどうしようもないですね｣


岩泉「あれで最適解？｣


山口「日向はあぁ見えて繊細なんですよ。人一倍1人が嫌いで、信頼を重んじる｣


月島「慣れない土地での練習で疲れてたんでしょうね｣




影山はずっと日向が居なくなった方を見ていた。日向と影山はよく似てるからね。




月島「影山、練習｣


影山「...今行く｣


山口「後でゆっくり話聞いてあげよ？ずっとそうしてたじゃん｣


国見「俺も行きたい｣


金田一「俺も｣


月島「いいけど、禁句が1つある。『頑張ったね』系の言葉は言わないでよ？｣


国・金「わかった｣

128→←126

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す