This is 逆行story！ ３

121 ページ31

強い人とのバレーはとても楽しく、一日はあっという間に過ぎていった。




侑「あかん！翔陽くんたちは勝手に出歩くの禁止や！｣


日向「えぇ！？食堂行くだけですよ？」


佐久早「朝のこと忘れたわけ？4人だけとか許さないから｣


月島「もう大丈夫ですよ」


牛島「俺が一緒に行こう｣


「「「「是非っ！！」」」」


侑「なんでや！｣


佐久早「若利くんだからね｣




ーーーーーーーーーー




「あれ？牛島くんも一緒なの？｣


「あの子たちが朝言ってた子？｣


「うん。可愛いよねぇ〜｣




食堂の入口に群がっている。すごい邪魔。




牛島「入口に立つと邪魔になる。どいてもらえないだろうか｣


「そうだ！私達と一緒に食べない？｣


「それがいいね！｣


牛島「日向は今日何を選ぶ？｣


日向「肉！唐揚げいっぱい食べたい！｣


月島「ならこれにしてよ。僕にサラダ頂戴｣


山口「影山、こっち俺が頼むから少しわけてよ｣


影山「！...わかった｣




アシスタントの人達ガン無視で話を進める牛島さん強い。素でやってるからかなわないよ。




「無視は酷いよ？｣


「私達とバレーの話しよ？｣


影山「牛島さんと話す方が楽しいので遠慮します｣


日向「ﾌﾞﾊｯ！影山最高！｣




固まるアシスタントさん達をよそに僕らは僕らでバレーの話を始める。

バレーバカ3人もいるから話に入って来れないよね。




影山「さっきも言っただろ。そこはディグで...」


日向「だーかーら！それもいけど、もっと他のパターン考えるんだって！対応されたら最後じゃねーか｣


牛島「なら、そっちからではなくこっちの...｣




ご飯そっちのけで話し出すからそれを正すのが僕らの仕事。




山口「日向、唐揚げベチャベチャになっちゃうよ？｣


日向「やっべ！唐揚げはザクザクがいい！｣




日向が唐揚げに意識が戻ると必然的に話が終了する。

ここぞとばかりに話しかけてくるが、本能に忠実なバカ2人は気が付いてない。




ーーーーーーーーーー




日向「満足！｣


月島「その小さな体によくそんなに入るよね｣


日向「いっぱい食べて大きくなるんだい！｣


「そ、そうだ！マッサージしてあげようか？｣


「うんうん。私達アシスタントだから上手なんだよ｣


牛島「アシスタントは選手の手助けをするのが仕事だろう？なのに邪魔をしてどうするんだ？｣




食堂にいた何人かが吹き出した。

牛島さんはこれが素なんです。本気で不思議がっているんです。

122→←120

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す