This is 逆行story！

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月島「だろうと思った」




2人同時にボールへ飛びつき、日向がトスをあげる。




日向「幽体離脱時間差！｣


影山「初めての割には上出来だ。けど、トスが低い｣


日向「ん〜やっぱり安定しないな｣




ほんと、白鳥沢に実験ぶっこむの君たちくらいだよ。




及川「初めてでできるものなの？｣


日・影「出来ましたね｣


月島「普通無理です」


及川「だよね！｣


牛島「日向...今、お前達は何をしたんだ？｣


日向「ん〜...ひ・み・つ♡｣




一瞬牛島さんの表情が緩んだように見えた。




山口「嫌なパターン...｣


月島「前を思い出す...｣




確か日向って外国にも仲のいい選手いたよね。いつの間にか仲良くなってさ...




ーーーーーーーーーー




最初の方は北川第一のリードで進んでたけど、終盤になるにつれて白鳥沢がどんどん点をとっていく。



山口「デュース...決着つかない...」




北川第一が1点追いかける形。サーブは白鳥沢。




影山「ｯﾁ...体力差がいてぇ｣




及川さんと岩泉さんの打点が下がりつつあるから影山もあげるのを躊躇う。




月島「日向を使いすぎ。こんなんじゃすぐに慣れられるよ｣


影山「そうだけどよ...｣


岩泉「影山、俺に上げろよ｣


影山「でも...」


岩泉「大丈夫だ。俺によこせ｣


影山「...はい｣




ーーーーーーーーーー




及川「...俺生きてるよね？｣


岩泉「アホ川、寝転がるな｣


日向「くぅうぅぅぅ...悔しい！！負けた！！後ちょっとだった！！｣




32対34で負けた。長い試合だった。僕らもちょっと疲れてる。




北監「長めに休憩をとろうか。日向と影山は動くんじゃないぞ？｣


日・影「...うっす｣


牛島「日向、やはりお前は面白いな｣


日向「牛島さん！聞いてくださいよ〜この時間動いたらダメなんです！」


瀬見「まだ動きたいのかよ。体力お化けか」


山形「日向！ドシャットされたボールをなんであんなに拾えるんだよ！！｣


月島「日向の執念からですね。あの跳躍力を上じゃなくて横に使うし、元々足が早いですから｣


山口「あとは『ここだ！』って言う野生の勘ですね｣




レシーブ上手いのはビーチバレーのおかげなんだろうけど、ドシャットのフォローが上手いのはただの執念から。




日向「なんでお前らが俺より俺の事わかってんだよ｣


月島「何年一緒にいたと思ってんの？｣




日向が膨らませた頬を影山が指でつつく。力が強すぎて日向が痛がる未来が見えるよ。

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