こんなの書きてぇなっていうネタ帳

罪と罰 ページ9

1990年、今から30年前までは、重い罪を犯した人間に罰として、不気味な化け物の姿になってしまう呪いをかける、という法律がありました。

　この呪いは姿を変えてしまうだけではなく、呪いをかけられた人間の行動や魔法の使用を大きく制限する力もあり、犯した罪に関係する行動をとろうとすると激しい痛みに襲われるなどの効果がありました。

　呪いをかけられた人間達は罪人と呼ばれ、人間と同じように扱われることはありませんでした。

　当時の罪人が置かれた環境は酷いものでしたが、罪人たちが犯した罪のことを考えれば当然の仕打ちでした。

　罪人は自らの行いを反省し、悔い改めることができれば元の人間の姿に戻ることができました。それまで罪人は老いることも死ぬこともなく、苦しみながら生きていました。

　1927年に施行されてから廃止されるまでの63年間の間合計174人が罪人として呪いをかけられました。

　その内、更生し元の人間の姿に戻ることができたのはたったの26人でした。

　残った罪人はまだ元の人間の姿に戻ることは出来ておらず、今も刑務所にいます。しかし、1986年に13人の罪人が逃げ出しました。

　罪人は国から出ることは出来ないので国内にいることは確実ですが、今日この日まで捕まることも、見つかることもなく、どこかに潜んでいます。

　もし、出会ってしまったら…………。



世界観的な
　私達が今いる世界とあんまり変わらないけど、魔法が存在している。

　魔法と科学の良いとこ取りで発展してきた世界。車や電車も普通にあるし、飛行機と一緒に空飛ぶ絨毯や箒とかも普通に飛んでる。

　魔法は学校の必修科目になっているくらい身近なもの。

　魔法を使うには魔力というものが必要。魔力は生まれつき量が決まっている。

　魔力を消費することで魔法が使える。複雑だったり規模や威力が大きいものほど消費量は増える。魔法を使いすぎて魔力がなくなると死んでしまう。

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