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「…へ…？」
し ん ぱ い さ せ ん な や？
いま、先生の口からとんでもないセリフが聞こえた気が…
幻聴か？
私、とうとう、幻聴まで聴こえるようになったのか？
なんて思ってるうちに
先生はもう、とっくに仕事部屋へ消えていて。
私はハッとして、買い物袋から柿ピーを掴み取ると
先生の部屋のドアを勢いよく開けた。
「せんせ！」
「…」
「柿ピーどうぞ！」
「あぁそこ置いといて」
あれ…なんか、怒ってる？
後ろを向いたまま、目も合わせてくれない。
それにさっきよりも無愛想。
・・・もしかして、私が帰るの遅かったから？
…いやいやいや、それはいくら先生でもあり得ないよ。
自惚れんなA！
あ…でもそしたら。
さっきの「心配させんなや」
はどういう意味？
・・・ううーん。ワカラナイ。
なんて頭を悩ませてるうちに、外はすっかり暗くなって
私が帰る時間まであと5分に迫っていた。
一応礼儀として、先生に声をかける。
「…あの、私そろそろ失礼します」
「…」
無視かこんにゃろ！
くそ！こうなったら！
「せんせ！私そろそろ帰りますから！
ハンバーグ作らなきゃなんで！」
どうせ無視されるなら、と嫌味のつもりで
いつもカップラーメンな先生にそう叫ぶと。
「ハンバーグ？」
超意外なところに、彼は食いついた。
「…え、はい。そうですけど」
「なにそれ、オレも食いたい」
「は？！」
なんだって？！
あなたはカップラーメンでしょ！
「おまえオレの好物知らないの？」
先生が振り向いて、首を傾げる。
「…カップラーメン？」
「は、おまえムカつく」
「いやだって！毎日食べてるじゃないですか！」
なんで私が怒られなきゃなんないのさ！
なんか作れって言われて、ほとんどカップ麺しか作ったことないですけど。
それなのに好物じゃないとか言われてもね！
「オレ、ハンバーグ好きなのよ」
「…はぁ」
だからなんなんだ
と言ってやりたいのを必死で我慢する。
「だからさ、ね。わかるでしょ」
「………え？」
「え？」
「……え？」
「あー！もう！ハンバーグ作れや！！」
と。先生がまた叫んだので。
私は仕方なく先生の家のキッチンで
何故かハンバーグを作らされています。
先生の家にはかろうじてフライパンとまな板と包丁はあった。
お皿も数枚あるし、作れないことはないっぽい。
ひき肉と炒めた玉ねぎと牛乳、卵とパン粉をまぜて捏ねる。
久しぶりのハンバーグに、胸が踊った。
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くぅ。(プロフ) - にのゆうさん» にのゆうさん、コメントありがとうございます！おまけ、読んでくださったんですね！二宮先生は双子ちゃんの子育てにものすごい協力的です笑 そんな旦那さんほしいな〜と思いながら書きました(*^^*) (2017年3月18日 9時) (
レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - おめでとう双子！二宮先生大好きです。 (2017年3月17日 23時) (レス) id: b723ba0669 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - 愛美さん» 愛美さん、こんにちは〜(*^^*)私もこの二宮先生大好きです笑 不器用なのに嫉妬深いとことか、最高だと思ってます←笑 最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました！(*´ω`*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ジュンさん» ジュンさん！こんにちは！(^^) 最後の最後に5人揃えられてよかったです笑 途中スランプで書けないことがあったりしたのですが、無事完結を迎えることができました！ありがとうございました(*^^*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ケイトさん» ケイトさん、こんにちは！楽しんでいただけてなによりです〜(*´ω`*)また、4人のお話ができた時は、よろしくお願いします！(^^) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2016年5月31日 16時
