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「よっ！……あーっ！しんだ…」
突然、大声でそう叫んだ先生が
こっちを振り向く。
初めて生で拝んだ先生の顔は
やっぱり綺麗な顔をしてて。
とても鬼のようには見えない。
「…で、なに。翔ちゃんの代わり？
……は…？女じゃん」
だけど、私の顔を見た途端
先生のその、綺麗な顔が歪む。
眉間にシワを寄せて
がっかりしたような、諦めのような、
よく分からない顔をされる。
…なんなんだ。
普通は、よろしくね、とかじゃないの？
でも、こんな風に女を煙たがるのは
過去の事があってなのかな。
「あんた仕事できんの？」
先生が、私を見下ろして聞く。
…怖い。
一瞬、オニノミヤの片鱗を見た気がした。
「…い、一応？」
私はオドオドしながら答える。
この人は本当にあの有名な二宮先生？
人懐こくて、誰にでも分け隔てない優しい好青年なイメージはどこ。
しかも、先生がその手に持っていたのはゲームで
え、なに、ゲームしてたの？！
仕事してたんじゃなくて？！
なんて、まじまじと先生を見ていると
「これから1週間でみっちり仕事覚えさすからさ
頼むよ？二宮センセ笑」
含み笑いをして私の頭を撫でながら、櫻井さんがそう言った。
「翔ちゃんに二宮先生とか言われるの気持ち悪い」
先生があぐらをかいていた足を崩して、ぷらんぷらんさせながら言う。
唇を尖らせて、ぷーん、てしてる。
可愛い。
さっきまでは怖かったのに
櫻井さんに対しては、その辺のあざとい女子と引けを取らないそれ。
先生って何者？
「じゃあなんて呼べばいいの？」
「ん？いつも通りニノでいいっしょ」
「ん。"いつも通り"な笑」
「うん。いつも通り、ね笑」
「……いつもどおり？」
ってなに？
私が首を傾げたら、櫻井さんが私を見下ろして
「あぁ…そうだった」
と、面倒くさそうに言い放つ。
いや、だから！
あなた絶対性格悪いですよね？！
「あれ、翔ちゃん言ってなかったの？」
タンクトップに、青いトランクス一枚という
まるで人に会う時の格好だとは思えない二宮先生が
私をチラリと一瞥して櫻井さんに視線を向ける。
…翔ちゃん？
そんな呼び方されてるの、櫻井さん…
どう見ても櫻井さんのが歳上なのに。
「今だから言うけど、俺ら幼馴染なんだよね」
櫻井さんが言った。
「えぇ？！」
それは初耳だぞ？
あぁ！だから2年間も担当変えなんてことにならなかったのか！
知り合いだから？
幼馴染ってすごいな…
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くぅ。(プロフ) - にのゆうさん» にのゆうさん、コメントありがとうございます！おまけ、読んでくださったんですね！二宮先生は双子ちゃんの子育てにものすごい協力的です笑 そんな旦那さんほしいな〜と思いながら書きました(*^^*) (2017年3月18日 9時) (
レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - おめでとう双子！二宮先生大好きです。 (2017年3月17日 23時) (レス) id: b723ba0669 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - 愛美さん» 愛美さん、こんにちは〜(*^^*)私もこの二宮先生大好きです笑 不器用なのに嫉妬深いとことか、最高だと思ってます←笑 最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました！(*´ω`*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ジュンさん» ジュンさん！こんにちは！(^^) 最後の最後に5人揃えられてよかったです笑 途中スランプで書けないことがあったりしたのですが、無事完結を迎えることができました！ありがとうございました(*^^*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ケイトさん» ケイトさん、こんにちは！楽しんでいただけてなによりです〜(*´ω`*)また、4人のお話ができた時は、よろしくお願いします！(^^) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2016年5月31日 16時
