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私の頭を乱暴に撫でる、先生の突然の優しさに。
「…や、やめてくださいよ！」
なんて言いながらも
私はますます涙腺のネジが緩んで、ポロポロと止めどなく涙が溢れる。
あぁ、櫻井さんに言われた通りだ
先生は、ちゃんと私を受け入れてくれた。
どうしよう
ますます好きになっちゃうよ。
「辛いこと話させてごめんな」
「いえ…先生だって話してくれたじゃないですか」
「んー、オレもここまで誰かに自分の話したの初めてかも。
あぁでも、翔ちゃんたちは別だけど」
「あ、それ…櫻井さんも言ってましたけど
先生と櫻井さんの他に、3人のお友だちがいらっしゃるんですよね？」
「フハ、翔ちゃんなんでも喋ってんじゃん笑
ん、そう。オレと翔ちゃんと、大野さんと潤くんとまーくんね」
「大野さんと潤くんとまーくん…
え、大野さん、てもしかして…」
ふ、と持っていたフレンドシップの表紙に目を落とす。
そこには、表紙:大野智の文字
「そ。その表紙描いたの、オレの友だち」
「えぇ？！」
「ンフフ、そんな驚く？」
「お、驚きますよ！！
大野智といえば超有名な画家じゃないですか！」
「まぁでも、オレの親友でもありますから。
ちなみにそれね、高校生の大野さんが描いたの」
「いや…もうすごすぎてついていけません…」
衝撃の事実に頭をガツンと殴られたみたいな気分。
ビックリしすぎて涙なんて引っ込んだ
そんな私を見て、先生はクフフ、って笑ってる。
それもあの、意地悪な顔で。
「じゃ、片付けすっか」
「そうですね。終わらせちゃいましょう」
私たちは立ち上がると、さっそく最後の本棚の整理に取り掛かった。
黙々と作業に集中する。
さっきまでの雰囲気はどこへやら。
でもこれが、私たちなんだなと思う。
「これで最後…っと」
先生が段ボールに最後の一冊を詰め込んだ
「ハァ、終わったな」
「終わりましたねぇ」
「疲れた…休憩！」
そう言って先生がドカッとソファに座り込む
「肩でも揉みますか？」
「ん、頼むわ」
「はーい」
先生の座るソファの後ろに回り込み
彼の肩に手を置いてマッサージ
グッグッグッと肩を揉む。
「もうちょっと下」とか注文された通りに揉んでたら
「なぁA」
「はい？」
「もう一個話あるんだけどさ」
「…はい」
あぁ、とうとうこの時が…
きっとお前は今日でクビって言われるんだろうな…
どうしよう。
泣きそうになってきた。
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くぅ。(プロフ) - にのゆうさん» にのゆうさん、コメントありがとうございます！おまけ、読んでくださったんですね！二宮先生は双子ちゃんの子育てにものすごい協力的です笑 そんな旦那さんほしいな〜と思いながら書きました(*^^*) (2017年3月18日 9時) (
レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - おめでとう双子！二宮先生大好きです。 (2017年3月17日 23時) (レス) id: b723ba0669 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - 愛美さん» 愛美さん、こんにちは〜(*^^*)私もこの二宮先生大好きです笑 不器用なのに嫉妬深いとことか、最高だと思ってます←笑 最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました！(*´ω`*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ジュンさん» ジュンさん！こんにちは！(^^) 最後の最後に5人揃えられてよかったです笑 途中スランプで書けないことがあったりしたのですが、無事完結を迎えることができました！ありがとうございました(*^^*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ケイトさん» ケイトさん、こんにちは！楽しんでいただけてなによりです〜(*´ω`*)また、4人のお話ができた時は、よろしくお願いします！(^^) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2016年5月31日 16時
