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それを恋だと認めてしまうにはまだ
時間が足りない気もしたし
今まで過ごしてきた先生との時間は
それを恋だと認めるには十分すぎる気もした。
矛盾した感情は自分1人で抱えるには重荷すぎて
相談した相手はもちろん彼で
「それは恋だね」
目の前の櫻井さんが、今日もまた焼酎をロックで口に含んで、自信満々にそう言い放つ。
「やっぱり…そうですよね…」
なんでもない先生の行動にいちいちキュンとするんだと相談したら、返ってきた答え。
側から見てもこれは恋だと言われるなら
自分でもこの気持ちを認めるしかなくて
だけど認めてしまったら
私の今後に大いに関わってくるから…
・・・もうどうしたらいいのか。
「それにしても、あのニノが人を家に泊めるなんて珍しいこともあるもんだねぇ」
なんて、私の話を聞くやいなや、ケラケラと笑い転げる櫻井さんには
言って早々言うんじゃなかったと後悔したけれど
櫻井さん以外にこんな話をできる友だちもいないわけで。
「先生、自分に惚れた女は相手にしないんですよね…。どうしよう、私も捨てられる？」
「え？笑」
「こないだ泊まったとき…すごく優しかったんですよ。着替えとか布団とか…用意してくださって」
あれは担当変えをするときに使う優しさなのかなとか考えたら
あの日、先生の一挙手一投足にキュンとしてた自分が今さらになって惨めに思えてきたり。
「…うん、それで？」
「なんか…いつもと違って先生が優しすぎて。
私ももうすぐ担当外されるかもって実感してきました」
今さらすぎますよね…アハハ！
とか、無理やり笑ってないと、泣きそう。
だって私ってば馬鹿すぎるでしょ。
ちょっと優しさ見せられたくらいで揺らぐなんて…
過去のいじめとかのせいで、この歳まで男の人に優しくされるのに慣れてないからっていう理由があるにしても
あの二宮先生に惚れるのは、自分でもバカだってわかる。
女性不信で、担当がオンナってだけで嫌悪感を抱いてるあの人に
ちょっと特別扱いしてもらってるからって浮かれてた。
こんなことになるなら、ずっと憧れのまま、担当になんてならなきゃよかった。
そもそも櫻井さんが私なんかを指名するからだ！
…とか、全然罪のない櫻井さんにまで八つ当たり。
「…いや、そんなことはないと思うけどね。
担当を家に泊めるって相当だよ？
しかも女の子をだろ？俺にしたらそれ、異常だよ異常」
「……」
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くぅ。(プロフ) - にのゆうさん» にのゆうさん、コメントありがとうございます！おまけ、読んでくださったんですね！二宮先生は双子ちゃんの子育てにものすごい協力的です笑 そんな旦那さんほしいな〜と思いながら書きました(*^^*) (2017年3月18日 9時) (
レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - おめでとう双子！二宮先生大好きです。 (2017年3月17日 23時) (レス) id: b723ba0669 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - 愛美さん» 愛美さん、こんにちは〜(*^^*)私もこの二宮先生大好きです笑 不器用なのに嫉妬深いとことか、最高だと思ってます←笑 最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました！(*´ω`*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ジュンさん» ジュンさん！こんにちは！(^^) 最後の最後に5人揃えられてよかったです笑 途中スランプで書けないことがあったりしたのですが、無事完結を迎えることができました！ありがとうございました(*^^*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ケイトさん» ケイトさん、こんにちは！楽しんでいただけてなによりです〜(*´ω`*)また、4人のお話ができた時は、よろしくお願いします！(^^) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2016年5月31日 16時
