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櫻井さんが、ニヤニヤしながら私を見た。
「っは？！え？！
そんなわけないじゃないですか！！」
「どーかな？
気づいてないだけじゃないの？」
「な、ないですよ！
もし仮に先生に惚れてても、絶望的です！」
首を横に振って、必死に否定！
そりゃ、先生に憧れてることは認めるよ？
でもそれは、いちファンとしてで！
この会社に入ったのだって、先生がいるからだし、先生の作品も大好きだし…
今や担当になってからは、すごい近くで先生を見てるけど
…好き…なんて…
先生をそんな目で見たことは一度も。
それに私、いっつも罵られてるし。
てゆーか、さっきの話をきいてると
先生って女の担当には優しいんでしょ？
私優しくされたことないもん！！
女として見られてるかすら怪しいよ！
「いや、でも俺真剣に思うんだけど
Aさんはアイツを変えられると思うよ」
なんて言う櫻井さんの目は
いつもみたいなちょっと意地悪なそれじゃなくて。
すごく真剣で、なんだか別人。
それがなんだか突然過ぎて…恐怖。
「何言ってるんですか櫻井さん！
酔ってます？」
って笑ったけど
「酔ってないよ、俺そんな酒弱くねぇもん」
櫻井さんはやっぱり真剣な目で言う。
「私が先生を変えられるなんてできないですよ
ただの担当ですよ？」
「…俺も最初はそう思ってたんだけどねー
アイツさー、Aさんにハンバーグ作らせるんでしょ？」
「…へ？はい」
ハンバーグを作らされることと
私が先生を変えられることと
なんの関係が？？
「手料理作らせるって…
あいつにしては相当信頼してるよ？
ましてや女の人になんて、俺が知ってる限りそんなのあり得ないんだよね」
「…っ」
「だからね、Aさんはニノのこと
変えられると思うんだー」
「Aさんが彼女になっちゃいなよ」
そう言って。
櫻井さんはやっぱり
意地悪な顔で笑った。
先生に彼女がいない理由を聞いたのに
逆に彼女になれなんて
櫻井さんの無責任な発言にはお手上げだ。
まったく…どこをどう見てそんなことを。
…でも、ね。
先生に手料理を振舞ってることも
先生の身の回りの世話をしてることも
先生にとって、親友であり、唯一の仲間でもある
櫻井さんにとっては珍しいことなんだと思ったら。
そう言われて、悪い気はしなかった。
むしろ、女性不信の先生にとって
私だけが特別みたいに思えて…
そう考えると
なぜだか胸が、苦しくなった。
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くぅ。(プロフ) - にのゆうさん» にのゆうさん、コメントありがとうございます！おまけ、読んでくださったんですね！二宮先生は双子ちゃんの子育てにものすごい協力的です笑 そんな旦那さんほしいな〜と思いながら書きました(*^^*) (2017年3月18日 9時) (
レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - おめでとう双子！二宮先生大好きです。 (2017年3月17日 23時) (レス) id: b723ba0669 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - 愛美さん» 愛美さん、こんにちは〜(*^^*)私もこの二宮先生大好きです笑 不器用なのに嫉妬深いとことか、最高だと思ってます←笑 最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました！(*´ω`*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ジュンさん» ジュンさん！こんにちは！(^^) 最後の最後に5人揃えられてよかったです笑 途中スランプで書けないことがあったりしたのですが、無事完結を迎えることができました！ありがとうございました(*^^*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ケイトさん» ケイトさん、こんにちは！楽しんでいただけてなによりです〜(*´ω`*)また、4人のお話ができた時は、よろしくお願いします！(^^) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2016年5月31日 16時
