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相変わらず素敵な話。
「…A！」
「…！はい！」
突然、先生の大っきな声が耳に入ってくる。
小説に集中してて全然聞いてなかった。
ヤバイ。
「…なんでしょう？」
恐る恐る先生を見上げたら、すごい真顔で私を見下ろしてる。
ヤバ…オニノミヤ降臨？
「飯は？」
低い声。
「あ、冷蔵庫にオムライスが…」
「あそ」
先生が、そっけない返事で冷蔵庫のあるキッチンまで歩いて行った。
カチャカチャと皿を取り出す音がして振り向けば、
先生が電子レンジにオムライスを入れてる。
それからしばらくして、チン♪と電子レンジが鳴った。
先生がオムライスを持って戻ってきて、ソファに座り、スプーンで一口すくってパクリ。
その一口が大きいと思うのは気のせい？
「…うま」
ふふっと笑って、幸せそうな顔。
いつも思うけど、先生って子供舌だよね。
卵焼きは甘いのが好きだし、ハンバーグとかオムライスとか、分かりやすいのが好きみたい。
お刺身とかナマモノはあんまり好きじゃないとかこだわりはあるのに、食に関しては無頓着で。
数日ほっといたらカップラーメンの残骸があちこちにある。
いつだったか、どこか外食とかしないんですか？って聞いたら、真顔でそんな金ない。って言ってた。
いやいやいや、あるでしょ！
腐るほど持ってるでしょ！
と思ったけど、先生の顔が余りにも真顔だったから、言えなかった。
先生がもくもくとオムライスを減らしていくのをジッと見つめる。
最後の一口を口に入れてモグモグ。
口の中がパンパン。
だから、絶対一口が大きいですよね？
「…で？」
「…え？」
ゴクン、とオムライスを飲み込んだ先生が
私を見て首を傾げた。
…なに？
「その話、どうだった？」
「…どう、って…面白かったですよ？」
「ふーん。どーゆーとこが？」
「え……全部？」
「ハッ、テキトーだな」
「っだって！ホントに全部なんですもん！
私これ何度も読んだんですよ？！」
「…ふーん。あっそ」
先生が、私の手にある小説をチラリと見て目をそらすと
そのまま黙ってゲームをし始めた。
え…私、なんかまずいこと言っちゃった？
だけど、この小説のいいところなんてありすぎて語れない。
ましてや本人になんてもっと無理。
いや、ほんとは言いたいよ？
言いたいけど、先生は評判とかそういうの、あんまり気にしてないし…
だから感想を言ったところで「へぇ」とか興味なさそうに言われそうだし。
…いや、絶対言うよね…
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くぅ。(プロフ) - にのゆうさん» にのゆうさん、コメントありがとうございます！おまけ、読んでくださったんですね！二宮先生は双子ちゃんの子育てにものすごい協力的です笑 そんな旦那さんほしいな〜と思いながら書きました(*^^*) (2017年3月18日 9時) (
レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - おめでとう双子！二宮先生大好きです。 (2017年3月17日 23時) (レス) id: b723ba0669 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - 愛美さん» 愛美さん、こんにちは〜(*^^*)私もこの二宮先生大好きです笑 不器用なのに嫉妬深いとことか、最高だと思ってます←笑 最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました！(*´ω`*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ジュンさん» ジュンさん！こんにちは！(^^) 最後の最後に5人揃えられてよかったです笑 途中スランプで書けないことがあったりしたのですが、無事完結を迎えることができました！ありがとうございました(*^^*) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
くぅ。(プロフ) - ケイトさん» ケイトさん、こんにちは！楽しんでいただけてなによりです〜(*´ω`*)また、4人のお話ができた時は、よろしくお願いします！(^^) (2017年3月17日 10時) (レス) id: 6e3d2fccdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2016年5月31日 16時
