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相変わらず挨拶だけでいなくなる
石川「翔さん 握手やらサイン求められたことないんすか?」
岩嵜「ないね」
石川「なんかそれも新鮮じゃないっすか?」
岩嵜「そう?」
そんな話をしていた日の午後
高速に乗る前に寄ったコンビニでアイスを買ってレジに並ぶと
そこに・・・
「あれ?君・・」
『お疲れ様です』
岩嵜選手・・と言いかけて言い留まった
「ここでバイトしてるの?」
『はい でももうすぐ上がります学校行かないといけないんで』
「近く?」
『学校は福岡市内です』
「えっ!?通ってるの?」
『は、はい』
「そっか・・・真剣なんだね」
『真剣?・・・あの アイス溶けちゃいませんか?』
「わぁ 本当や」
『気をつけてくださいねアイスも運転も』
「ね!もうすぐ上がるって何時?」
時計を見る彼女
『あと5分です』
「今日さ 良かったら俺に学校まで送らせてもらえない?」
『えっ?とんでもない そんなことしたら罰が当たります』
「話してみたいからって言ってもだめ?」
『私とですか?』
「そう」
『面白くないですよ?』
「それは 話してみないとわかんないっしょ?」
ナンパみたいになってる?
『では お願いしてもいいですか?』
「じゃあ 車で待ってるから」
そう言って車に戻った俺は溶けかかるアイスを食べながら
彼女を待つ
。
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作者名:エリン | 作成日時:2019年11月11日 17時