#76 ページ18
＊誠知 Side＊
入口付近を伺う 男ら2人
(何か嫌な予感がする)
案の定 出てきたAの前に立つ男達
俺は早足で彼女の肩に手を置いた男の甲を叩いた
｢痛っ｣
｢人の彼女に触んな｣
｢痛てーな｣
男が振り返った
俺を見上げて
｢な、なんだよ男連れかよ｣
｢行こうぜ｣
大事にならず男たちは他の視線からも逃れるように出ていった
｢上着が俺の方に入っててゴメン寒かったでしょ｣
水着の上着のパーカーを羽織らせ
冷えた彼女の手を握り展望スパに浸かった
｢あったけー｣
何も言わずただ泣きそうな顔をしてる彼女を抱きしめた
｢見て！パーカーお揃いなんだよ、フードの部分もチェックになってて 結構気にいってるんだよね 誰に相談したらいいのか弟と弟の彼女にと思ったけど他人だし、そしたら母さんが一緒に選んであげるって張り切っちゃってさ、さっきは言い出せなくてごめんね？｣
『えっ？』
｢母さんが一緒に買い物に付き合ってくれたって言ったほうが Aは喜ぶかな？って
待ってたら さっきみたいな事があってさ、もー頭ん中グチャグチャになった｣
途中、後ろから抱きしめて彼女の頭に顎を乗せて
夜景を見ていた俺は
Aのパーカーをズラして男が触れた右肩に唇をあてた
｢消毒｣
Aはやっぱり黙ったままだったけど
俺の方を向いてパーカーの下から腕を回してきた
後ろから見れば彼女はすっぽり隠れ
俺たちが抱き合ってることさえわからないだろう
｢A…？｣
『ヤキモチの相手がお母さんなら敵わないね』
見上げてそう言った彼女
｢ヤキモチ？｣
『うん誠知が水着を誰と買いに行ったか聞けなくて落ち込んでた』
「それでヤキモチ？」
『そうです///いい歳してって思うけど自分でもわかんなくて』
(ヤキモチって･･)
俺は今、自分が最高にニヤケ顔なのがわかる
「母さんが選んだ水着がね すっごい派手で露出度が高いのばっかだったの(笑)
Aちゃんはこのくらいの方が絶対いい！って言うし、でも俺の彼女だよ？他の人に見せたくないし!!って言ったら笑われた“あの誠知がね”ってさ」
『この水着は誠知が選んでくれたの？』
「そうだよ 可愛いでしょ？Aが着ると余計に可愛いしさ」
『ほんとに甘い彼氏･･』
「あ、写真撮って送れって言われてた」
俺は腕を伸ばしてシャッターを切った
「でもちょっとこの写真は送れないかもな････」
可愛いよりも色っぽいAが俺の腕の中にいた
。
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エリン(プロフ) - れいらさん» れいらさん、ご無沙汰しております、ありがとうございます。妄想ばかりモクモクしてましたのでまずは自分で書いたものを最初から読んでみたりしていました、またよろしくお願いします (2021年5月15日 8時) (
レス) id: 36ad1e8dc7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 更新嬉しいです！ご無理はせず、エリンさんのペースでこれからも頑張って下さい(^^) (2021年5月15日 1時) (レス) id: 05a7f2dc28 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - りなさん» りなさん ありがとうございます。楽しんで書きたいと思いますので よろしくお願いしますm(*_ _)m (2021年5月14日 21時) (レス) id: 6467547891 (このIDを非表示/違反報告)
りな - いつも更新楽しみにしてます! 目の手術してたんですね。無理せずにゆっくりでいいのでこれからも頑張ってください！ (2021年5月14日 19時) (レス) id: ba27d55003 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - れいら様コメントありがとうございます、大好きと言ってもらえてすごく嬉しいです励みになります、こちらこそこれからもよろしくお願いします!! (2020年10月23日 16時) (レス) id: 36ad1e8dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリン | 作成日時：2019年8月7日 21時
