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※巨Side※
バスから下りて入り待ちのファンをかわすと
部屋に戻りシャワーを浴びた
バスタオルで頭をゴシゴシしながら
窓辺からはいつもと変わらない
海とゴルフ場が見える
さて 食事に行くかな
19時…8分の一の運命を引く
俺を乗せた箱は下りる階で扉が開くと
そこには あの女性(ひと)が立っていた
お互い驚いた顔をして彼女が端によけて
『お疲れ様です どうぞ』と下りる俺に道を空けてくれた
代わりに箱に乗り込んだ彼女がボタンを押すのが見え扉が閉まるタイミングで挟まれるように
また箱の中に戻った俺
慌てて開を押す彼女
『大丈夫ですか?無茶しないでくださいね』
「あっごめんなさい 突然」
『いえ ケガしたら大変だから』
シーンと静まり返る
「あの・・Aさん?で名前合ってますか?」
『えっ!?あ、合ってますけど覚えてくれてたんですか? 』
「いつも ここのホテルのハガキくれるから」
『ご、ごめんなさい可愛気がなくて 私、あのハガキが好きで』
「いえ 嬉しいから楽しみにしてるんです あっ!」
『どうかしました?』
「あの・・部屋 何階ですか?押してない(笑)」
『本当だ あれ?カードキー・・今、チェックインしたばっかりで アッ』
彼女の持ったホルダーからカードキーが落ちて拾う手が重なった
拾ったのは俺・・・彼女の手が俺の甲に触れ咄嗟に引っ込めようとした
俺好みのネイルをあしらった指に触れずにはいれなかった
( 下心みえみえじゃん )
その手を取り カードキーを手のひらに返す
『ありがとう 巨くん・・じゃなくて東浜選手。』
「なんかヘン(笑)いつも声かけてくれるみたいに巨くんでいいですよ
キー見ちゃったけど28階でいいですか?」
『はい/// ありがとうございます』
28階に着くと扉が開いて彼女は下りた
扉が閉まらないよう立ち彼女に言った
「俺また下におります」
『えっ?』
「Aさんと話してみたくて追いかけた感じになってごめんなさい
明日また 生目に来てもらえますか?」
『えっ は、はい もちろん行きますよ巨くんに会いに』
「よかった またハガキ待ってますから じゃあまだ早いけど おやすみなさい」
『おやすみなさい』
扉が閉まる時 手を振る彼女の左手に指輪があることに気づく
( あーぁそりゃ 結婚してるよな )
すごく がっかりしている俺がいた
。
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エリン(プロフ) - asaさん» コメントありがとうございます、更新楽しみにしてくれていたなんて嬉しいです。なかなか進められなくてごめんなさい (2020年5月10日 20時) (レス) id: 6467547891 (このIDを非表示/違反報告)
asa(プロフ) - 更新楽しみにしてました!ありがとうございます(*≧∇≦)ノ続きが待ち遠しいです(*^^*) (2020年5月10日 18時) (レス) id: d459b4654a (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 陽葵さん» 苦手な18系の部分も避けて読んでいただいてるんですね感謝です私が大好きなんで詰め込んでますけど よろしくお願いします (2019年5月8日 23時) (レス) id: 4fc6dadfff (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 陽葵さん» こんな私になんて素敵なコメントでしょう。ありがとうございます とっても嬉しいです感激です (2019年5月8日 23時) (レス) id: 4fc6dadfff (このIDを非表示/違反報告)
陽葵(プロフ) - ばやし君の方のも読ませて頂いてますが、18系が苦手なので飛び飛びになってしまっていますが、あの小説も凄く好きです。これからも応援しています、頑張ってください(><)長ったらしいコメント、すいませんでした。 (2019年5月8日 22時) (レス) id: 987cca78b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリン | 作成日時:2019年2月23日 21時