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33話 ページ35

〈Noside〉
1人の男が交番に入っていった。
黒い外套を纏い,咳をしている男。
手には鞄を持っていた。

?「ゴホゴホッ…道に鞄が落ちていました。
遺失物かと。」
「ああ,落し物ね。じゃあ,この書類に詳細をー。」

若い警官はにこやかに対応する。
しかし,老いた警官は何かに気付いた。

「おや?あんた,どっかで…。」
?「ー流石。もう看破なされたか。やはりこの街の軍警は頗る優秀だ。」

男の外套が黒獣へと変化した。

「おい真逆こいつ手配書のー!」

〜〜〜〜〜

1人の男が交番から出てきた。
黒い外套を纏い,咳をしている男。
手に持っていた鞄はもうない。

男と入れ違いで交番に入っていった女は
目を見開いた。

「ひいッ⁉︎」

中で警官2人が死体となっていた。
室内の至るところに飛び散った赤い液体。
周囲の目を引くには十分だった。

次々と人が集まってくる。
女は今しがた出て行った男を指差した。
それに気づく者は誰もいない。
男が置いて行った鞄が時を刻みー爆破した。

?「終わった。次は?」

男の名は芥川龍之介。
探偵社で噂されたポート・マフィアの狗。

〜〜〜〜〜

同時刻,探偵社では太宰がヘッドホンを
つけ,鼻歌を歌っていた。
仕事をする様子が一向に見えない太宰に
国木田が怒り,ヘッドホンを取り上げる。

国「おい太宰!仕事は如何した!」

ところが,いつの間にやらヘッドホンは
太宰の手に戻っている。
太宰は国木田の質問に笑顔で答えた。

太「天の啓示待ち。」

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- まり吉さん» ありがとうございます!コメント貰ったの初めてなので嬉しいです。こうした方がいいとかアドバイスがあれば教えて下さい! (2018年5月18日 10時) (レス) id: e1bf82577f (このIDを非表示/違反報告)
まり吉(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2018年5月18日 7時) (レス) id: 51b9f66c6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年5月14日 19時

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