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27話 ページ29

いつまで経っても爆発しない爆弾に
敦君はそっと目を開けた。

国「やれやれ…莫迦だと思っていたがこれほどとは。」
太「ジサツ愛好家の才能があるね,彼は。」
敦「へ?」
「え?」

一応不思議そうな反応はしておこう。

ナ「ああーん兄様あ!大丈夫でしたかぁぁ⁉︎」
谷「痛だっ⁉︎いい痛いよナオミ,折れる折れる,って云うか折れたァ!」

人質だった筈の少女が爆弾魔だった少年に抱きつく。それも「兄様」と呼びながら。

敦「…へ?」
国「小僧,小娘。恨むなら太宰を恨め。若しくは仕事斡旋人の選定を間違えた己を恨め。」
太「そう云うことだよ。敦君,Aちゃん。つまりこれは一種のー入社試験だね。」
「入社ー…」
敦「…試験?」

福「その通りだ。」

和服を纏った銀髪の男性が入ってくる。

武装探偵社社長。
福沢諭吉ー能力名『人上人不造』

うおおお社長‼︎
やだイケメン。頭撫でられたい。

国「社長。」
敦「しゃ,社長⁉︎」
福「そこの太宰めが『有能なる若者が居る』と云うゆえ,その魂の真贋試させて貰った。」
太「君たちを社員に推薦したのだけど,如何せん敦君は区の災害指定猛獣,Aちゃんも出会ったばかりで謎が多い。保護すべきか社内でも揉めてね。で,社長の一声でこうなった,と。」

あー,そっか。
戸籍とかどうなってるんだろう。
どうせ無いんだろうなー…。
まあ,何とでもなるか。

国「で,社長…結果は?」

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- まり吉さん» ありがとうございます!コメント貰ったの初めてなので嬉しいです。こうした方がいいとかアドバイスがあれば教えて下さい! (2018年5月18日 10時) (レス) id: e1bf82577f (このIDを非表示/違反報告)
まり吉(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2018年5月18日 7時) (レス) id: 51b9f66c6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年5月14日 19時

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