24話 ページ26
谷「嫌だァ…もう嫌だ…。」
震えながら探偵社の机に座っている少年。
手には爆弾の起爆スイッチ。
はい，皆さん御察しの通り谷崎兄妹の
ハイクオリティ立て篭り劇ですよー！
谷「ぜんぶお前等の所為だ…。『武装探偵社』
が悪いンだ！社長は何処だ，早く出せ！
でないとー」
縄で縛られたナオミちゃんを引き寄せる谷崎さん。
谷「爆弾で皆吹っ飛んで死ンじゃうよ！」
太「あちゃー。」
「怨恨ですか？」
国「ああ。犯人は探偵社に恨みがあって社長に会わせないと爆破するぞ，と。」
物陰から見守る太宰さん，国木田さん，敦君，そして心の中ではすっかり興奮状態の私。
だって私もここにいるって事は私も探偵社に
入れるって事だ。多分。
太「ウチは色んな処から恨み買うからねえ。」
太宰さんは爆弾を一瞥する。
太「うん。…あれ高性能爆薬だ。この部屋くらいは吹き飛んじゃうね。爆弾に何か被せて爆風を抑えるって手もあるけど…。」
「この状況ではできませんね。どうするんですか？」
太「会わせてあげたら？社長に。」
国「殺そうとするに決まっているだろ！それに社長は出張だ。」
太「となると…人質をどうにかしないと。」
唐突に2人が構え出す。
始めたのは…ジャンケン。
結果は太宰さんの勝ち。
わあ，太宰さんったらいい笑顔…。
国「おい。落ち着け，少年。」
ジャンケンで負けた国木田さんが説得に行く。
谷「来るなァ！吹き飛ばすよ！」
起爆スイッチを見せられ両手を挙げる国木田さん。
谷「知ってるぞ，アンタは国木田だ！アンタもあの嫌味な『能力』とやらを使うンだろ⁉︎妙な素振りをしたら皆道連れだ！」
太「まずいね，これは。探偵社に私怨を持つだけあって社員の顔と名前を調べてる。社員の私が行っても余計警戒されるだけか…。却説，どうしたものか。」
いいアイデアが浮かんだとばかりに敦君を見る
太宰さん。
敦君，ドンマイ。
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市 - まり吉さん» ありがとうございます！コメント貰ったの初めてなので嬉しいです。こうした方がいいとかアドバイスがあれば教えて下さい！ (2018年5月18日 10時) (
レス) id: e1bf82577f (このIDを非表示/違反報告)
まり吉(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年5月18日 7時) (レス) id: 51b9f66c6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：市 | 作成日時：2018年5月14日 19時
