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sho side
葉山の志望大学が俺の母校だと知った時は息を呑んだ。あいつの担任から英語の成績が格段に上がったのは俺のおかげだと、そう言われた時は、胸が締め付けられた。
後に聞いたＤ判定の結果。直接的には関わらないように、過去問を引っ張り出してあいつが苦手な文法を分かりやすいようにまとめた資料を担任に渡した。今までを考えると、不自然な行動だと思う。
「平野先生が渡してあげた方が喜ぶのに」
「俺の名前は伏せておいてください」
せめてもの罪滅ぼしじゃないけど、絶対に合格してほしい。
気がかりだった�盒兇魯ぅ薀好肇譟璽拭爾砲覆蠅燭い蕕靴ぁ�あんだけ俺に突っかかってきたくせに、最近は会えばペコリとお辞儀。それも決まって葉山が隣にいない時。もちろん２人の時は俺に見向きもしない。 あいつ、ほんとに葉山のことが好きなんだな、って実感した。優しく見守る笑顔は本物で、愛おしそうに見つめる眼差しは羨ましく思えた。……俺も、そんな風に見つめられたら良かったのにな。
また余計な思考が浮かんでは消えてゆく。
合格の知らせは職員室中へ広まる。もちろん担任ではない俺の元へも。
「Ｄからの合格はすげーな！さすが葉山！」
ロ々にあいつの名前が上がった。素直に嬉しかった。……良かった、本当に良かった。おめでとう。直接伝えることも出来ない俺は、心の中で盛大に祝福した。
そして、あろうことか２年生を受け持つことになった。
……ああ、これで良かった。これでこの気持ちとも離れられる。
……なんて、簡単に思ってた。
職員室から見える校庭、�盒兇畔發�怠そうな後ろ姿。隣の校舎で見かける度に、未だに脈打つ俺の心臓、早まる心音。止めどなく溢れる感情が、いつしか俺を男にする。
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minoy1106(プロフ) - Twitterの作品を読み、占ツクの記載があったので飛んできてしまいました。素敵な作品で読みながら泣いてしまいました、、（笑）こんなに素敵な作品出会ったことがありません。主様と作品に出会えてとても幸せです☺️ (2021年12月31日 0時) (
レス) id: bd62d97343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年8月22日 13時
