Dear my teacher【 sh × kt 】 (ページ1)

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あぁ、神様。

私はもうダメかもしれません。

＿＿「嫌なら拒否って」

＿＿「ほんとにいいの？」

だんだんと遠くなる意識と掠れた声が耳元で響く。
ボヤけた視界にピントが合って現実世界に引き戻された。

紫「おい」
　「……うわ！」
紫「うわじゃねえよ、何してんだよ」
　「……やっぱり夢かぁ、」
紫「寝ぼけてねえで教科書開け」

突然目の前に現れた張本人。授業中だったことを忘れてた。たったの４歳差で、こんなにも大人の男性を剥き出しにされると夢の中とは言え、……かなりまずい。綺麗すぎる顔面を拝みながら徐々に意識を取り戻す。

紫「葉山、続きから」
　「……えっ？！どこ？」
海「２４ページ」
　「……ありがと！」
紫「お前授業終わったら職員室な」
　「……え〜、」
海「俺は起こしたよ」

隣の席の海人は呆れて、鼻で笑う。紫耀くんはいつも通り私を呼び出す。担任でもなんでもない。……そう、ただの英語の先生。

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