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俺に振り下ろされたはずの鎌は、もう1つの同じ鎌で受け止められた。
mg「康二に何すんだよ……!!」
めめが振り下ろした鎌を受け止めて押し返したのもめめ。目の前の光景に一瞬でパニックになる。
俺の目の前に、めめが2人? なんで? どういうこと?
mg「お前大丈夫かよ、めちゃくちゃ血出てんじゃねえかよ」
kj「え……めめ……? え、待って、どういうこと……?」
mg「知らねえよ俺が聞きたいよ! やっと追いついたと思ったら……誰だよこいつ」
「っあはは……あははははははははは!!」
血の付いた鎌を持っためめが突然狂ったように笑い出す。今までとは違ってその目は赤い。σと同じ禍々しい赤。
mg「誰なんだよお前は」
「誰って……あはは、見ればわかるじゃん。俺はお前だよ」
mg「ふざけんな、偽者が」
「あははっ! 偽者じゃないよ、ねえ康二? 俺のことめめって言ったよね? ふははっ」
kj「……るさい」
「ふふっ、さっきの顔最高だったなあ。ああやって絶望したまんま死ねば良かったのに」
mg「っざけんな!!」
めめが思い切り鎌を振りかざす。偽者はそれを弾き返し、体勢を低くしてめめの足を狩ろうとした。めめは風で飛び上がって偽者の頭上を越え、背中めがけて鎌を振り下ろす。偽者もすぐに振り返って応戦する。2つの鎌が激しくぶつかり合った。
鍔迫り合いしながらも偽者はずっと口角を上げたまま。本物のめめは偽者に怒りの目を向けていた。
「ねえ……俺のこと偽者だって言うならさ、はっきりさせようよ。どっちが本物か」
mg「何言ってんだよ、お前が偽者だろうが」
「違うよ……よく言うじゃん、強い方が本物だって」
mg「だったらお前を倒せば俺が本物だって証明できるよな」
「そう。逆に俺がお前を殺せば俺が本物になれる……!」
mg「冗談じゃねえ!!」
2つの鎌が離れたと思うと、楽しそうに笑う偽者の鎌がめめの頬をかすめた。めめの顔が一瞬歪むけど、すぐに持ち直して偽者に斬りかかる。
＿＿何が強い方が本物やねん。本物なんて最初から決まっとるわ、ふざけたことぬかすな。
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怜(プロフ) - 玲雄さん» コメントありがとうございます! さあ…康二は何をやらかしてるでしょう(遠い目) これからも楽しみにしていただけるように頑張ります。よろしくお願いいたします! (2020年3月29日 11時) (
レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - アルさん» コメントありがとうございます! やばい、細かいところまでちゃんと見られてる…^^; 笑 ラウールっぽさが表現できててよかったです。これからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年3月29日 11時) (レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
玲雄(プロフ) - 更新大変だと思いますが頑張ってください！応援してます！『舞台の幕開け』に康二が関わってたら､､､なんていう妄想してました(笑)ガンバルンバです (2020年3月29日 2時) (レス) id: 391783a751 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - 睡眠欲を寝たい欲っていう言い方するのruっぽくて可愛い笑笑応援してます！ (2020年3月28日 21時) (レス) id: 8c112bdf37 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! 感動だなんてそんな…とても嬉しいです。これからも面白いお話が書けるように頑張ります! よろしくお願いいたします!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年3月21日 19時
