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dt「翔太伏せろ!!」
涼太の言葉にはっとして、俺は慌ててその場にしゃがんだ。
直後に頭上に熱を感じる。これ絶対顔上げちゃいけないやつ。
熱が収まったのを感じて顔を上げるとそこにはもう何もなかった。俺の隣で大きなため息をついた涼太がいるだけ。
dt「相手がサボテンだったから全部燃やせたけどさ、あんまり勝手に動いちゃだめだよ」
nb「……ごめん」
dt「謝らせたかったわけじゃないんだ。何が何でも死なせるつもりはなかったし」
nb「……ありがとう涼太。っねえ、ほっぺ血ついてる。最初の棘だよたぶん」
dt「嘘、気づかなかった。ありがとう」
俺が血を拭うと微笑む涼太。思わず顔を背けてしまった。
……時々思うんだよね。俺はいつも守ってもらってばかりで、俺が涼太を守ることは出来ないんだよな、って。
dt「……翔太」
涼太はそれ以上何も言わず、ぽんと背中を叩いた。まるで俺の気持ちわかってるみたいに。
＿＿翔太のためだから、俺は頑張れるんだよ。
『guardian』として出会ってすぐの頃、そんなこと言われたのを思い出した。その時も背中叩かれたっけ。
nb「なんでもねえよ」
顔を上げて強がってみせれば、涼太は笑って抽象化した状態に戻った。
目黒の呼びかけに気づいたのはその時だった。
mg《……ぴー、しょっぴー聞いてる? おーい》
nb《目黒? なに?》
mg《無事?》
nb《なんだよいきなり。まあ……たった今舘さんに『monster』やっつけてもらった》
mg《あーやっぱりそっちもか》
dt「そっちもってどういうこと?」
mg《後で説明するんで、とりあえず阿部ちゃん家来てください》
俺は舘さんと顔を見合わせる。確実に何かあったってことだよね?
……待って、俺エステ行こうとしてたよな!?
nb《ごめん、急ぎじゃないならエステ行ってから》
dt「わかった、今すぐ行く」
nb「っ涼太!? ……ああああもうわかったよ!」
dt「エステは逃げないから大丈夫」
仕方ない……俺は阿部ちゃん家に向かいながらエステに電話をかけた。
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怜(プロフ) - 玲雄さん» コメントありがとうございます! さあ…康二は何をやらかしてるでしょう(遠い目) これからも楽しみにしていただけるように頑張ります。よろしくお願いいたします! (2020年3月29日 11時) (
レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - アルさん» コメントありがとうございます! やばい、細かいところまでちゃんと見られてる…^^; 笑 ラウールっぽさが表現できててよかったです。これからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年3月29日 11時) (レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
玲雄(プロフ) - 更新大変だと思いますが頑張ってください！応援してます！『舞台の幕開け』に康二が関わってたら､､､なんていう妄想してました(笑)ガンバルンバです (2020年3月29日 2時) (レス) id: 391783a751 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - 睡眠欲を寝たい欲っていう言い方するのruっぽくて可愛い笑笑応援してます！ (2020年3月28日 21時) (レス) id: 8c112bdf37 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! 感動だなんてそんな…とても嬉しいです。これからも面白いお話が書けるように頑張ります! よろしくお願いいたします!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年3月21日 19時
