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僕の様子が可笑しいことは、
ドンヒョクも日を経ずして知るところとなった。
当たり前と言えば当たり前だ。
嘘も満足に吐けない人間が
取り繕おうとしたところで、
野生の勘とでも言おうか、
他人の感情に敏感なあいつには
手に取るように分かるのだろう。
ただ、その原因だけは
マインドリーダーでもない限りは
本人にしか分り得ないので、
それが歯軋りに地団駄までする程
気に入らないようだった。
問題の日の三日後、火曜日のボーカルレッスンが
コイツと被っていたのが運の尽きである。
練習室Fに入った瞬間、
前日に散々受けていた尋問が再開されて、
思い切り頭を掻き毟りたくなった。
因みに前日はその最中にショヌという
例の練習生が目に入ったらしく、
文句を言う為にドンヒョクが離脱した為に、
運よく強制終了となっていた。
「ヒョン〜〜一体あの日何があったっていうのさ！」
周りにいる他の練習生達のことなど
全く認識していないかの如く、
相変わらず部屋全体に響き渡る声量で
問いかけては左腕に縋りついてくる。
時々行きつけのカルビッチム屋さんで食事をする
ジェヒョニヒョンやドヨニヒョンから
何となく顔を知っているくらいの練習生達まで、
この場にいる殆ど全員、一瞬こちらの方を見やった。
2秒ほど静寂がその場を支配したが、
微動だにしない僕に興味を失ったように
各々がそれまでしていたことに意識を戻していった。
思いがけず集まった視線に紅潮した耳も、
元来の温度を取り戻していくのが分かる。
静かにしろよと聞こえるか聞こえないかくらいの
囁き声で窘めてみたところで、
相手は聞く耳など元から持ち合わせていないため、
先程と変わらないトーンで教えろ！と御涅るのみだ。
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Ray.(プロフ) - あいさん» こちらこそコメントとっても嬉しいです、ありがとうございます！できるだけテンポ良く更新できるよう努力しますので、お時間ある時に覗いていただけると嬉しいです。 (2021年7月20日 8時) (
レス) id: 18d9311fdb (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 更新うれしいですーー！！これからも楽しみにしてます！ (2021年7月19日 21時) (レス) id: b7f70cfb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray. | 作成日時：2021年6月24日 0時
