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『えっ?』
麻『友達が譲ってくれたんです!一緒に行ってください!』
『あー…』
何となく言葉を濁すAにお構い無く、麻衣は目をキラキラさせている。
麻『地元の友達が…あっ!私 名古屋出身なんですけど!名古屋公演行って良かったって言ってて、東京もくるつもりだったらしいんですけど、どうしても都合つかなくなって…ね?行きましょ?』
『あぁ…うーん。』
渋るAに麻衣は顔の前で手を合わせている。
麻『Aさんの好きそうな感じじゃないかもだけど、EXILEとはまた違いますからっ!』
「お願い!」もう一度手を顔の前で合わせている麻衣が可愛くて、このお願いを聞いてみようと思った。
『いいよ』
麻『やったー!!』
その場でピョンピョンと跳ねている麻衣に苦笑いを浮かべた。
麻『じゃあ、詳しい事はまた後で!』
ウキウキと立ち去る麻衣の後ろ姿を見ながら、心の中で問いかけた。
ATSUSHIさん、調子良くなりましたか?
もう一度だけ 会いに行きます。
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作者名:花梨 | 作成日時:2017年5月22日 16時