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ATSUSHI side








本来の調子も戻ってきて、気分が上がる。





今日のスペシャルゲストのせいもあるけれど…






会場に足を運んでくれたファンの皆も喜んでくれたって思うと感慨深いものがある。






長い年月を経て、こうして一緒にステージに立てた事に感動して涙が溢れた。







肩の荷が下りたというか、これで良かったんだという満足感が心の中に広がっていく。







だけど、片隅に埋まらない場所がある。









ステージを降りてケアを終え、来てくれた皆に挨拶を…と廊下を歩いていく。









え…?
なんで?








少し離れた先に立ち話をしている女性が二人。
こちらを向いている紗英ちゃんと後ろ姿しか分からない女性。









『…A?』









俺が呟いた言葉に振り向いた女性。







なんだ 夕夏か…(苦笑)









以前なら嬉しかったはずなのに、Aだと思っていた女性が夕夏と分かり、ガッカリしている自分に驚いた。

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設定タグ:EXILETRIBE , ATSUSHI   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:花梨 | 作成日時:2017年5月22日 16時

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