拝啓××様 4【銀魂】

考察 2 ページ50

土方十四郎(27)(此方も銀時と同様です)

前半はあまり沢山出番はありませんでしたが5年後の部分が書いていてお気に入りです。橘を大切に思う気持ちは沖田と同じなのですが、やり方が対照的です。

土方もミツバの事があった訳なので橘の気持ちを一番理解していると思います。そういう意味では土方と一緒になっても面白かったとは思っています、そういう選択肢もアリかな…と。


高杉晋助(27)(銀時、土方と同様です)

この方も出番自体は然程多くは無かったですね。だけど、個人的にはかなりキーパーソンだと思っています。

敵ではあるけれど敵だけには留められない、初対面シーンの冷たさと最後のシーンのやや柔らかい雰囲気を比べると面白いかな、と思います。

高杉自体に5年後の話が無いので色々と自分で作れて面白かったです。世界を壊す、というのは自分の手でやりたそうなので勝手に壊れていく分には興味も無さそう。しかも銀時も居ないとなると尚更だったのかな、と思います。


【構成】

・第1章
基本的には橘と真選組の距離感がメインです。皆に認められたくて奮闘する橘の様子が書けていたら良いな、と思います。この辺りは橘の成長物語となっています。

・第2章
やたら長かったですがメインは銀時との1年間です。ここで思い出を作っておきたかったので自分としては丁寧に書けて良かった、最後の方は慌ててしまったので少し反省しております。
ラストは初めから原稿として残してあったので、あの場面で皆さんがどう感じるのかがずっと楽しみでした。

・第3章
衝撃のラストから一気に時間が飛んでいます。基本的には5年の間に何があったのかをメインにしてあります。
それぞれの心境や変わってしまった距離感などを楽しんで貰えれば嬉しいです。此方もまぁまぁ衝撃のラストなので…皆さんの反応が楽しみです。


【まとめ】
もう皆さんも察しているとは思いますが、この物語は『転生』もテーマの一つにありますので第4章からは『来世』のお話になります。

転生モノと言うと転生してからが書く方としては楽しいので、そこから書きがちなのですが…やはり今回はどうしても前世の方から物語に入り込んで頂きたかったので、こんな感じに長々とした物語になってしまいました。

ここからは第3章の辛かった場面から一転して明るい話が暫く続きます。そしてタイトルの「××」という部分、そこに橘は誰の名前を入れるのか。それを考えながら読んで頂ければ嬉しいです。


2017.3.4 月ヶ瀬ましろ

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