結婚 7 ページ7
「大貴…くん？」
大貴君がまたキスをしようとした瞬間
「お楽しみのところ申し訳ありません、お客様が来ておられるので少しよろしいでしょうか？」
いきなり後ろから八乙女さんが現れた。
それもすっごいニコニコ…いや、ニヤニヤしてる
私達は完全に固まってて、大貴君との顔の距離も10�僂辰討箸魁�
大貴君の吐息がかかってドキドキする。
「八乙女さん…いつから…？」
少し考えて
「大貴様がA様にハグするところから見ておりました！」
ほぼほぼ全部見てるじゃん！
「いやぁ〜若いっていいで…」
「ああああ！！A！いくぞ！」
大貴君が焦った様子で私の手をつかみ、外へ連れ出した。
沈黙が続くなか、気になり大貴君の顔を見てみると、
「めっちゃ、真っ赤じゃん…」
ってからかったら
「…そういうお前もな。」
って返してきた。
「赤くないもーん！」
「いったな」
大貴君が意地悪そうに微笑んで、
「手…出してみ？」
というと、大貴君は私の手をつかみまず指先にキスしてきた。
「へ？な…に？」
次に手の平に軽くなめるようなかんじでキスを落とした。
「ん、大貴…君？くすぐったいよ、、」
私は耐えられず、体制を崩しそうになった。
「あっぶね」
でも大貴君が支えてくれた。
それから私の顔を見て
「こうしたら、すぐ赤くなるだろ？」
っていってきたから、
それに反抗して
手で口を押さえて声を我慢することにした。
「我慢するの？…そう、じゃあずっと我慢しとけよ？」
そういった大貴君はあまりにもかっこよすぎて直視できなかった。
「やっぱり、む、無理だよ…。私の負けだって、、」
にやっと笑い、小声で"俺の勝ち〜"っていってた。まぁ、それはスルーして
私の顔をポンポンしてくれた。
「…しゃーねーな、今日はこれくらいにしといてやるよ。じゃあいくか！」
そのまま進む大貴君。離れてほしくなくてついついわがままいっちゃった。
「ねぇ、手繋がないの？」
大貴君は目をまんまるにして私を見た。
「？！…つ、繋がねーよ！」
またツンツンした大貴君に戻っちゃったな〜
繋いでくれないのか…。ショックを受けてると
「じ、時間ないし、早くいくぞ！」
サラッと手を繋いでくれた。
優しいとこあるじゃん、
時間なんてまだまだあるのにね
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作者名：じゅんらい | 作成日時：2017年10月12日 0時
