結婚 6 ページ6
よーし！準備も出来たことだし今日は、はしゃぐぞー！
「はーやーくーー！いこーよー！」
「そんなに急ぐ必要あるのかー？」
靴を履きながら私に問いかける
「そんなこといわずにー！ね？楽しもう？」
「しゃーねーな、よし！いくか！」
さっきとはうってかわって表情をかえた大貴君。
目はキラキラしてて、まるで、まるで、
「5歳児みたい、、」
こそっていったつもりだったのに大貴君には聞こえていたみたいで。
玄関から出ようとしたら大貴君に後ろから抱きつかれて外に出れなかった。
「A、」
大貴君が私の首に顔をうずくめるから髪があたってくすぐったい、
「ちょっ、…ん、くすぐった…い」
「ふはっ、Aえっろ。」
いや！今の大貴君の声の方がえろいわ！
それから首に軽いキスを何度も落としてきた、
なぜか全身の力が抜けそうなくらい、体が反応していうことを聞いてくれなかった。
自分でも出したことのないような声がでる。
「ほんと、大貴…君やめっ、」
「Aって柔らかいんだな…。」
大貴君は私の腰に手を回した状態でいってきた。
いったい何を考えているのやら、、
「さっき、何ていった？」
って低い声でわざと耳元でいってきた。
私の返事を待つ間にも大貴君はやけに私の首にキスを落としていく。声が…嫌でもでる、
「んん、やめっ、」
「これだけで、こんなに反応するの…？弱すぎ」
立った状態から、大貴君の膝元にすっぽりと座らされて更に抱き締められた。
大貴君の行動に戸惑いながら答える
「ちょっ、大貴君？！」
「5歳児ってバカにしたでしょ？」
聞こえてたんだ…。やばっ、怒られる。
「だからおわびにジュースAのおごりな！」
「へ？」
想定外のことで、私は今、石のように固まっている。
ジュース…でいいの？
「え？ごめん、嫌だった？」
コテンと首を傾げて聞いてくる、
「え！いや、なんか意外だなって」
「ふ〜ん、俺が庶民的すぎて？」
「えっと、いや！悪い意味じゃないよ？親しみやすいなって…うん。」
「Aは親しみやすいだけの男って思ってるの？」
「え、いや、それは…？！」
言葉を最後まで言うことができなかった。
なぜなら
「俺は、Aのことが好き。…いきなりキスしちゃってごめんね」
大貴君にファーストキスを奪われたから
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作者名：じゅんらい | 作成日時：2017年10月12日 0時
