結婚 46 ページ46
……慧くん。元気ですか?
実はね、相談にのってほしいんだ。
だから、今日の夢の中にでてきてよ、
お願い!!
慧くんしかいないんだ。
「A?!どうした?」
大貴が駆けつけてくれた。
なぜか?って?
私がいきなり泣くからだよ、
大貴のこととか、慧くんのこととか、色々考えたら涙がでちゃった。
まだ私泣き虫だ。。
「つらいことあったら、話…聞くよ?」
大貴は優しいんだね。
でもね、これは大貴に相談することじゃないの
「うんん、大丈夫だよ!!…今日はちょっと休んでもいいかな?」
「具合悪い?」
「大丈夫、そういうのじゃないから」
大貴にそう伝えて私は眠りについた。
慧くん、でてきてよ?
〜〜〜〜〜〜
「〜!〜!A!A!!」
「はっ!!!
ここ、どこ?」
真っ暗な中誰かの声が響く。
「ふふっ、何いってんの?自分で呼び出しといて」
その声はなんだか聞き覚えがあって、安心する大好きな声だった。
「…慧くん?」
「ふふっ、せーかい。」
そういって、あの時と変わらぬ笑顔を私に見せてくれた。
慧くんに会えた。
夢の中だけど
でもそんなの関係ない。
慧くんがいてくれるだけでいい。
あれ?これだと…私。。
「それで?相談ってなに?」
慧くんが近づいて聞いてきた。
それに私はドキッとしてしまった。
体もあつい。顔も真っ赤。
「A?」
どうしよう、私、慧くんのことがまだ
好きなのかもしれない。
「あら〜、それはダメだね。いや、俺は嬉しいけど、」
え?
「な、何をいって…?」
「心の声聞いただけだよ!ここ、夢の世界だもん!なんでもできるよ!」
え?えっ?!えーーーーーー!!!!!!
全部聞かれてるじゃん!!!
はっず。。
「今までのこと忘れていただくことはできませんか?」
「できないよ!!
…っていいたいけど、俺人間じゃないから明日には忘れてると思う。だから心配しないで!」
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作者名:じゅんらい | 作成日時:2017年10月12日 0時