結婚 45 ページ45
大貴side
俺にとって、朝は強敵。
だって、あったかいあの毛布の中から抜けれると思える？！
寒いのに…、抜けれるわけがない！！
それに、ねむたいし…。。
「*ガチャ*」
誰だろ…、瞼が重くて誰だかわかんない。
ん？なんか、シャッター音がしたような…気のせいか！
「おーーい！大貴〜〜〜〜！！朝だよ〜！おーきーてー！」
Aだ。。
薄目で見てみると、Aは一人で葛藤していた。そして、何か決まったのか深呼吸して俺に近づいてきた。
「んっ、」
俺の口の中にAは舌を入れて俺のと絡ませる。深いキスだった。
もちろん、寝起きだし不意討ちだったため俺はすぐには反応できなかった。
そして、Aが離れようとした。
なに？それで終わりとかいうの？
自分で仕掛けておいて？
そんなのずるくないか？
俺を生殺しにするのと同じくらいだぞ？
その想いが強くて、Aに触れたくて離れたくなくて、俺はAの腕をつかみさっきとは逆の体制になってAを責めた。
でも、そのうちに気づいた。
Aが泣いてること。
Aだけは、大好きな人だけは泣かせないって決めてたのに、
俺が勝手なことをしたから。
俺のせいで、、、
と思うと俺の口は
「な〜んてね！」
といって今までのことをわざとだということにした。
いつものように、明るく、からかうようにして…
あれ？…A？なんで、そんな顔してるの？
俺、間違ってた？
「嘘だよ、朝はきついよな〜。まぁ、するなら夜だな！」
「じゃあ、ご飯食べにいくか！」
一人で焦って一人で会話している。
「うん、！」
大丈夫…だよな？
疑問に思ったが、中々言い出せなくて朝食に入ってしまった。
朝食中もAはずっと考え込んでいた。
だから、話すことなんて出来なかった。
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作者名：じゅんらい | 作成日時：2017年10月12日 0時
