結婚 42 ページ42
「A！ちょっときて！！」
手招きする大貴のもとへ向かった。
「どうしたの？うわっ！」
手を引っ張られて大貴の胸の中へダイブ。
「へへっ、」
それでも大貴は嬉しそうにしている。
ん？それにしてもなんか様子がおかしい。
「どうしたの？」
「A！！」
「なに？」
「ふふっ、な〜にもない。」
大貴、、よっているな。。
だからこんなにテンション高いんだ。
そう納得しつつも何も用事がないようなので
「もう、帰るよ？」
というと、
「だめ、」
そういって、大貴が後ろから抱き締めてきた。
「今日くらい、いいじゃん、
俺嫉妬してんだよ？１日だけでも八乙女のものになったなんて…むかつく」
そうだよね、何も思わないわけがない。
やっぱり私の行動は大貴を傷つけていたんだ。
「…ごめんね、もうしないから。…大貴？」
後ろを見てみると、私の背中を枕にしてスヤスヤ眠っている大貴がいた。
「お疲れだもんね、色々大変だったよね、…大貴おやすみ」
私は大貴をベットに運んで、部屋をでようとした。
「いった、」
すると私の足に机があたった。
その机の上に何か紙があり、それがおちた。
「なんだろ、、」
その中身を見てみると、
大貴がしているであろう書類がまとめてあった。
「やばい！もとに戻さなきゃ、」
急いで戻していると、ひとつの紙をみつけた。
そこに書いてあった内容は、
""デートプラン""
「え？…ふふっなにこれ？」
大貴がこんなこと考えてたなんて、
なんか笑っちゃう。
でも嬉しいな…
そのことを想像していたら、顔のニヤニヤが収まらなかった。
やばいやばい、顔戻さないと！
そう思っててもそれを思い出すたびにやけてしまう。
あぁ、好きだな。
大貴のことがもっと好きになっちゃったみたい。
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作者名：じゅんらい | 作成日時：2017年10月12日 0時
