結婚 34 ページ34
「え…?八乙女さん?」
すると、八乙女さんは吹き出して
「A様、嘘ですよ!本気にとらえないでください!」
八乙女さんは軽くそう言うけど、私は冗談には聞こえなかった。
「すみません、今日はオフなもので、でも執事として失格ですよね…。」
そう小さくしょげているところがなんだか大貴に似ていた。
ずっと一緒にいたら、似るもんなのかな?
「八乙女さん、、なんで私なんかとカップルになってみたいと思ったんですか?」
「…。わたくし、付き合った経験がございません。というか、大貴様のことで手がいっぱいでしたので、それどころじゃなかったんです。
でも、今日は完全オフを初めて頂きました。
なので、恋人ってどんな感じなのだろうと思い、1日だけでもいいから付き合ってみたい、と思いました。ご無礼をはたらいてしまい申し訳ありませんでした。」
私は、八乙女さんの思いを聞いて
ちょっとくらいなら…
と思ってしまった。
「わかりました。では、1日だけカップルになりましょうか!大貴には内緒で!」
八乙女さんと私だけの秘密が生まれた。
私達は探すのをやめて、都会の方に戻りデートを楽しんだ。
「ねぇねぇ!!光!これおいしそうじゃない?」
「ちょっと、A食べすぎじゃない?」
本当のカップルみたいだった。
「A、手繋ごう?」
「え?!な、なんで?」
「…繋ぎたいから?」
爆弾発言に私はやられて、顔が真っ赤になってしまった。
「あれ?…真っ赤なりんごちゃんになってるよ?」
笑いながら私のほっぺをつつく。
八乙女さんもこんなに普通の男の子なんだって今日改めて思った。
「…もう、こんな時間か。帰らないと」
時計を見たと同時に離れた手。
なんだかさみしくなった。
だから、今度は私から手を繋いだ。
「A?!」
「私がこうしたいだけ、」
ばれてはいけない私と八乙女さんの秘密。
「*パシャ*」
まさか、あんなことになるなんて…。
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おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
じゅんらいです。
一話更新ですみません。今日の昼〜夜はちょっと用事が入ってて、更新できなそうなので、朝しました。
文章がへんになっているかもしれませんが、そこはお許しください。
あと、評価、お気に入り、コメントしてくれると嬉しいです!!
宜しくお願いします
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作者名:じゅんらい | 作成日時:2017年10月12日 0時