結婚 3 ページ3
嫌々ながら、相手の家へ向かった。
色々って何があったんだろ。
「ついたぞ」
「へ?え?!…でっか」
私の目の前には豪邸があり、あまりの大きさにびっくりしてしまった。
「山口様で…しょうか?」
ここの関係者であろう人が話しかけてきた。
「はい、山口です。」
「ご案内いたします。その前に、私はここの執事の八乙女と申します。」
ニコッと笑ったら八重歯が見えてなんとなく可愛くみえた。
っていうか、もしかして、結婚相手って
「お父さん結婚相手ってもしかしてさ、ここの…」
「あぁ、もちろん。ちゃんと気に入られるんだぞ?頼むな」
「う、うん」
私の肩をもってきてまで訴えるお父さんにびっくりしたけど、赤いカーペットの上を歩くことにした。
「では、ここからはA様だけでお願い致します。」
「はい。では待たせてもらいますね」
お母さんがそういうとイスにこしをかけた。
「A様。いきましょうか」
そこから歩き進めると、ドアが一つあった。
執事の八乙女さんがそこを開くと、
私の結婚相手である有岡大貴君が立っていた。
「は、はじめして!山口 Aです!」
「有岡 大貴。」
うっ、、なんか冷たいかんじがするのは気のせい?
「あの〜なんか怒ってます?」
「別に。もういいか?じゃあ、俺はいく。八乙女、その人お願い」
「え?!しかし、大貴様。もうすこしお話された方がよろしいのでは?未来の奥様ですよ?」
「別に話すことなんてない。結婚なんて儀式にしかすぎない。こんなことに時間をかけるくらいなら、勉強した方がまだましだ」
有岡君は部屋に戻っていった。なんか、怖いな。これから大丈夫かな?
「大変失礼な態度をとってしまい、誠に申し訳ありませんでした。少々緊張気味だったようです。お許しください。」
あの人が結婚相手で、大丈夫かな?
20人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:じゅんらい | 作成日時:2017年10月12日 0時