42.再スタートはオフィスから。 ページ43
『…大丈夫です、と言いたいところですが。
先程の言葉、”クソみてえな祝い事”、は傷ついたのでお詫びをください。』
「ああぁ！
これだからクソなんだ…！！」
『お詫びになってませんよ。
ていうか罵倒されたんですけど…まあいいや。
あ、というか中堂さん。』
「あ？なんだ。」
『UDIで働くのはこれからも続けられるんですけど、その条件というか…これから警察からの依頼とかの解剖とかも多くなると思うんです。
な・の・で！
…喧嘩とかしないで下さいね？？
多分警察の他にヒーローも来ると思うので、余計なことしないでください、絶対。』
「……わかってる。」
『絶対分かってないじゃないですか、ソレ…。』
そんなことを話していると、いつの間にか眠気が襲ってそのまま眠りについていた。
翌朝、中堂さんと横で寝ていた私達がイジられたのは、言うまでもない。
からかいを避けながら時計を見ると6時。
今日から学校が再開することを思い出す。
しかも今日は、ヒーロー科編入初日だ！！！
『ヤバい、！！
制服の替えが確かここに…よっと、行ってきまーす！』
瞬時に制服へと着替える。
中堂さんと久部さんが狼狽えていたが仕方ない。
「A、気をつけてね！」
『ありがとう、ミコト！』
「う〜頭痛い…Aいってらっしゃい。」
「Aちゃん…いってらっしゃい。」
『2人とも薬飲みな？
酒は飲んでも飲まれるな、だよ！』
「…早く行ってこい。」
『はーい。
じゃあ、糀谷A、今日よりヒーロー目指して行ってきます！！』
オフィスの方を振り向きビシッ、と敬礼する。
「「「行ってらっしゃい！」」」
「…クソが。」
2度目の高校生活スタートは、UDIのオフィスからだった。
○閲覧ありがとうございます！
そろそろ続編に移行します。
ここからはA組達とお互いがどんどん繋がっていきます。
これからも頑張ります、よろしくお願いします。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mana | 作成日時：2021年7月1日 1時
