【刀剣乱舞】ふわりふわりと浮かりとて (ページ2)

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本丸より審神者部屋にあった日記ページ2

…主…、待てと言うなら待ちますよ、いつまでも…。

…、主！何処に行かれていたのですか、心配しましたよ！…何故って、…主に万が一のことがあったらどうするんです。俺はこの身折れるまで主に尽くすと決めたのですよ？
嗚呼、…そんな遠慮せず主はどんと構えていればいいんです。…謙虚なその姿にも、俺は惹かれているんですけどね。…いえいえ、何でもありませんよ。
して、俺に何か御用ですか？畑仕事でも神社の焼き打ちでもなんなりと。

…話し相手、ですか。そんなこと主としての令を出さなくても俺はいつでも話し相手になりますよ。…ええ、本当です。戦うことが本分ですが、戦うことが生き甲斐な訳ではありません。一部を除いてですが。まあ、そやつらも、この人の身を授けられた時に思ったでしょう。

人の身で動き考え、そして話す。それは戦いよりも新鮮で、悪いものではない、とね。

俺はこうして話していることが何よりの楽しみですよ。…やｯ、邪な考えではなくｯ…！ただ純粋に、そのｯ…！主、笑わないで下さい！…ｯはぁ、で、その日記は何です？

…嗚呼、あの事ですか。今や懐かしいことですね。主より何倍も長生きしてきていますが、初めてでしたよ、あれは。…それを日記に付けていたんですね？…これは病図鑑のようだと？はは、主も可笑しなことを言いますね。これも、良き思い出です。あの時はそんなこと思いもしませんでしたが、結局折れた者は一人もいませんでした。

…それでは開きましょうか、あの日の記憶を。

1病名:双生双死→←本丸より審神者部屋にあったとある文

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