今日:11 hit、昨日:35 hit、合計:36,914 hit
小｜中｜大
■４■ ページ6
.
.
｢悪いけど、君をこの部に入れることはできないよ。｣
｢えー！？｣
幸村の告げた結果に、Aは大袈裟に眉をひそめ声を上げた。
｢なんでだよー！僕一応元テニス部なんだけど！｣
｢ああ、知ってる。でもこれは決定事項だよ。さ、わかったなら早く帰りな。｣
｢雅治ーブン太ー！なんとか言ってくれよー！｣
｢諦めんしゃい。｣
｢いいからとっとと出てけよぃ。｣
｢んだよ二人してー！……ま、いいよ。だったら僕は僕独自の方法で、絶対この部に入ってやっから！｣
そう言うとAはにっと笑い、幸村たちに背を向け軽く手を振った。
｢そんじゃまたね、三強さん！｣
ぱたん、と部室のドアが閉まるがいなや、幸村は疲れきった顔でため息をつき、そして続けざまに仁王と丸井にせまったのだった。
なぜ、あの曲者を連れてきたのか。
そしてなぜ、こんなに親しげな間柄のように、二人に接しているのか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：幻想曲 | 作者ホームページ：http://uranai.amanoboru
作成日時：2015年9月10日 3時
